はつらつ健康ナビ

せきエチケット

猛暑の夏も去って、季節は秋たけなわ、過ごしやすい季節になりました。しかし、少しずつ寒くなって冬が来ると、かぜの季節です。熱中症の心配がなくなったと思ったら、今度はかぜに要注意。今回はかぜの代名詞のようなせきについてです。かぜやインフルエンザの感染拡大を防ぐために、「せきエチケット」を守りましょう。

マスクをしよう!

かぜ気味で、せきが出るようになったら、周りの人にうつさないようマスクをしましょう。かぜ予防に効果を発揮するマスクの着用は、周りの人に対するエチケットでもあります。

マスクをせずにせきやくしゃみをすると、かぜやインフルエンザのウイルスは2〜3メートルも飛び散ります。かぜやインフルエンザといった呼吸器感染症は、病気にかかった人のせきやくしゃみのしぶきに含まれるウイルス・細菌を吸い込んでしまうことで感染します(飛まつ感染)。

せきやくしゃみが出るとき

せきやくしゃみが出るときは、周りの人から1メートル以上離れて顔をそむけ、ハンカチやティッシュで口や鼻をおおうようにします。使用したティッシュにはウイルスなどの病原体が付着しています。すぐにゴミ箱に捨てましょう。

鼻水や痰もティッシュにとり、同様に処理します。そのあとで、必ず手を洗うようにしてください。

急にせき込んでハンカチやティッシュがない場合、手でおおうだけでなく、腕全体でおおうようにします。これもウイルスを飛散させないための「せきエチケット」です。手でおおった場合は、ウイルスが手に付着しますから、やはり感染防止のため、すぐに手を洗いましょう。

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2011年11月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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