はつらつ健康ナビ

冷えを防ぐ工夫

多くの女性が足先の冷えに悩まされています。冷えの原因となるのは、大きく分けて、血行不良と熱量不足です。その対策として、「ふくらはぎ」に注目してみましょう。ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれるほど、その影響は全身に及んでいます。

ふくらはぎの運動

ふくらはぎが第二の心臓と呼ばれる理由は、足から心臓へと血液を送り返す時に足の筋肉がポンプのような働きをするためです。また、足先の血行の鍵も、ふくらはぎが握っています。足先は心臓から遠く、足先の血行はふくらはぎの働きに依存しているのです。足先の冷えで悩んでいる方は、ふくらはぎの運動を行うようにしましょう。

ふくらはぎの運動は、難しく考える必要はありません。つま先立ちのまま、踵をゆっくりと上下させるといった運動でも効果があります。つま先立ちの状態のときに足の筋肉が収縮して血液を送り出すため、必ずしも、筋肉の発達を目的としなくてもよいのです。その意味では、つま先を倒したり起こしたりするストレッチでも効果があります。

レッグウォーマー

足先の冷えに対して、足の指を一本ずつ覆うことのできる、5本指の靴下が人気を集めています。できれば、レッグウォーマーも同時に使用してみましょう。足先に届く前に血行が阻害されることを、ふくらはぎを温めることによって防ぐためです。ただし、ゴムのきついものは逆効果になるので気をつけましょう。


足先に限らず、身体の片側だけに冷えを感じるという方はいらっしゃいませんか?こうした方の場合、冷えの原因として何らかの病気が関連していることが考えられます。必ず、かかりつけ医に相談してください。

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2012年2月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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