はつらつ健康ナビ

親子で楽しめるクラシックコンサート

クラシックのコンサートは、行き慣れた人でも多少身構えてしまうほど、マナーに厳しい印象があります。しかし、子どもと一緒に家族で音楽を楽しみたい――そうした声に応えようと、主催者・演奏者の意識や社会環境も変化しつつあります。

ファミリーコンサート

自治体から発行される新聞や地域の掲示板などを見ると、「ファミリーコンサート」と名づけられた催しを目にします。こうした演奏会の多くは、0歳児や3歳児といった未就学児でも、ご家族と一緒に演奏を観ることができるように企画されています。

子どもでも楽しめるようにプログラムは工夫され、演奏時間も休憩をはさんで1時間半弱ぐらいと短めです。

こうしたコンサートが開かれる会場には、オムツの交換台や授乳スペースが用意されていることが多いのも安心材料の一つです。チケット代金も比較的安価に設定されています。

演奏中のマナー

ファミリーコンサートには子ども連れの観客が多いので、あまり気兼ねする心配はありません。とはいえ、マナーを守る必要はないということではないので注意してください。

子どもは、元気に走り回ったり、大声で話したりします。しかし、興味のあるものには、驚くほどの集中力と吸収力を見せます。演奏中のマナーは、礼儀・しつけと厳しく考え、強制するのではなく、子どもの興味が持続しなくなったらロビーで気分転換を図るなど、柔軟に対応するほうがよいでしょう。

興味深いコンサートを見つけ、演奏会場に足を運んでみてください。子どもと一緒に音楽に親しむことで、子育てや生活に、今までにない活気が生まれることでしょう。

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2012年3月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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