介護の知恵袋

暑い夏を乗り切るために

今年もまた、暑い夏がやってきます。おまけに電力不足による節電が実施される地域も少なくなさそうです。そうなると、心配されるのが熱中症。万全の暑さ対策で、厳しい夏を乗り切りましょう。

高齢者と夏の暑さ

高齢者にとって夏の暑さは特に厳しいものがあります。それというのも高齢者の場合、暑さ(寒さもですが)に対する感覚が鈍くなり、身体の反応も低下しているからです。例えば、暑くても汗をかきにくく、汗の量も少なくなります。また、暑くなると体内の熱を放散するために皮膚の血流が増えますが、高齢者は暑くなっても皮膚の血流量が増えにくくなります。梅雨が明けると気温が急に上昇しますが、まだ身体が暑さに慣れていません。基本的な体力が劣る高齢者や幼児には、特に熱中症に対する注意が必要となります。

熱中症に気を付けよう

熱中症対策として、どんなことに気をつければよいでしょう?

 

こうしたことに気をつけるとともに、冷やしすぎの「冷房病」にも要注意です。いわゆる「クーラー病」とよばれるもので、微熱や鼻水が出る、手足がしびれるといった症状が現われます。

クーラーを使う場合、外気との温度差は5℃以下に保つよう心がけましょう。

また、しっかり食べてぐっすり眠ることは、普段から体調を整えておくためにとても大切です。

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2012年7月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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