はつらつ健康ナビ

屋内の害虫対策

高温、多湿を好む害虫類は、これからの時期、室内でも活動が活発化します。害虫を極端に恐れる必要はありませんが、害虫によっては、アレルギーや感染症をもたらす原因となる場合もあります。害虫対策のポイントは二つ−「予防」と「駆除」です。

予防−餌・水・巣

害虫が生息する条件としては、餌・水・巣、この三つがあげられます。まず、害虫の餌となるものを断ちましょう。食べ残しや食べこぼしが室内にないか、注意してください。ゴミ箱は、蓋のある物を使用します。思わぬものが害虫の餌になるので(例えば、ゴキブリは毛髪や紙も餌とします)、生ゴミ入れだけでなく、屑入れも蓋付きがお勧めです。

夏場は、室内にも湿気がこもりやすくなりますが、できるだけ風通しをよくするようにしましょう。キッチンは、水気が残らないように、まめに拭き取ります。

害虫は、暗く湿った隙間を好んで巣を作ります。家具類を壁から離して設置することによって、隙間の風通しをよくし、害虫が好まない環境にするという対策もあります。この場合、防災には十分考慮しましょう。

駆除−殺虫剤

害虫駆除で大きな役割を果たすのは、殺虫剤です。ところで、殺虫剤は人体にも影響があるため、その多くが、医薬品や医薬部外品に指定されていることをご存知でしょうか?

殺虫剤は、大量に散布する必要はありません。使用上の注意をよく読んで、説明書に従って取り扱うようにしましょう。

煙状にして薬剤を散布するタイプの殺虫剤は、巣にいる害虫にも効果があり、使用者も増えています。ただし、このタイプは、害虫の卵には効き目がありません。孵化するタイミングに合わせて、間隔をおいて散布すると効果的です。

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2012年7月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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