はつらつ健康ナビ

血管年齢をご存知ですか?

血管年齢をという言葉を聞く機会が増えました。ご自身の血管年齢を知っておくことは、様々な病気の予防に役立ちます。

専門医に相談して、皆さんもぜひ、血管年齢のアンチエイジングに取り組んでみてください。

血管の老化

血管の細胞が傷つくと、血管の壁が硬くなって弾力性が損なわれたり、コレステロールがたまって血管が狭くなったりします。こうしたことが起こる原因の一つは、加齢です。このため、これを「血管の老化」と言い換えることができるでしょう。

とはいえ、血管の老化は、加齢だけが原因ではありません。高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病、また、喫煙も直接血管を傷つけるため、血管の老化の原因となります。

血管年齢は、測定するための機器も充実し、器具をつけて横になっているだけの簡単な検査で調べることができます。

血管年齢は、20歳代の若さを保っていることが理想とされていますが、年齢相応であれば健康な状態といえます。しかし、血管年齢が、実際の年齢より10〜19歳高い場合は、何らかの生活習慣病を患っている可能性があります。さらに、20歳以上高い場合は、心筋梗塞や狭心症、大動脈瘤などを患う危険性が高い状態だと考えられます。

血管年齢は下げられる

血管年齢は、実際の年齢と違って、若い状態を維持することも、下げることも可能です。

血管年齢を下げる方法は、原因となっている病気の治療の他に、生活習慣の改善が有効です。とくに食事・運動・禁煙。

条件や個人差はありますが、取り組み方によっては、半年間で血管年齢が30歳も下がり、年齢相応になったケースもあります。

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2012年11月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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