はつらつ健康ナビ

2013年の花粉予測

2012年、夏――日本は、日本人が過去最多のメダルを獲得したロンドンオリンピックで大いに盛り上がりました。そして、この夏は、9月に入っても残暑の厳しい、猛暑だったことも思い出されます。

夏が猛暑だった翌年は、スギ花粉の飛散量は増加する傾向にあります。

東日本は花粉の飛散量が多め

2012年のスギ花粉の飛散量は比較的少なめでしたが、2013年は、どうでしょうか?

日本気象協会の発表によると、九州・四国地方は例年よりやや少なめの予測ですが、中国地方から北海道にかけては例年並みかそれ以上、とくに関東地方から東北は昨年の2〜5倍(平年の1.5倍)の飛散量が予測されています(2012年10月現在)。2013年の花粉症シーズンも、しっかりとした花粉症対策が必要です。

花粉症対策には初期治療を

花粉症の特徴は、ある年、突然発症することにあります。体内に蓄えられた花粉に対する抗体が、あるとき一定量を超えてしまい、急に過剰な免疫反応を示し始めるためです。花粉の大量飛散年は、こうしたことが、さらに起こりやすくなります。

花粉症対策には、花粉が飛散する初期治療が有効で、症状の重症化を防ぐことが可能です。花粉症の初期治療は、抗アレルギー薬を使用し、花粉の飛散する約2〜3週間前から行ないます。花粉の飛散開始日は地域によって異なりますが、早い地域では2月上旬。初期治療の開始は、1月下旬が一つの目安になります。

これまでに花粉症の症状のあった方は、ぜひ、かかりつけの医師に相談してください。また、昨年まで症状のなかった方は、あらかじめアレルギー検査を行なって、花粉症シーズンに備えておくと安心です。

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2012年12月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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