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筋肉アップ! ――簡単な運動でひざの痛みをやわらげよう!

ひざの痛みを訴える人が増えています。「変形性膝関節症」とよばれるもので、筋力低下、加齢、肥満が原因となって、膝関節に炎症が起きたり、変形して痛みが発生するものです。痛みについては運動療法で軽減を図ることができます。

ひざ関節の可動域が狭まると、ひざ関節は安定しない

「ひざの曲げ伸ばしが可能な範囲」を、ひざの「可動域」といいます。

ひざと股関節を支える筋肉の衰えにより可動域が狭まると、歩行の際にひざがしっかり伸びないため、ひざ関節が横ぶれを起こし安定しません。

するとひざの内側、さらには股関節や足首にも負担がかかることになります。こんなときにはストレッチで収縮した筋肉を伸ばし、可動域を広げましょう。

まず、足の曲げ伸ばしの運動を行うことにより、ひざ関節の可動域を広げていきましょう。曲がる範囲、伸びる範囲、それぞれを広げます。無理は禁物、悪化を招きます。できる範囲で行ないましょう。

ストレッチを行う際の注意

基本は無理をせずに続けること。 ただし伸ばし方があまり弱いと効果がありません。ストレッチは心 地よい痛みを感じる程度が理想的 といわれます。

また、血圧が高い人などは、かかりつけの医師に相談してから行なうようにしてください。 ストレッチは一日3回、朝・昼・晩と行なうようにしましよう。お風呂上りなど筋肉がリラックスしているときに行なうと、筋肉がより伸びるため効果的です。

一般的に、効果が現れるまでには2〜3か月くらいかかります。しっかり続けてひざの痛みと「さよなら」しましよう。

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2013年4月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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