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水虫は完治できる

「水虫を完全に治せる薬を発明したらノーベル賞」という人がいます。しかし、この言葉は真実ではありません。水虫は、薬によって完治することが可能だからです。

ではなぜ、水虫は治らない病気の代表のように思われているのでしょうか?その理由の一つとして、水虫は再発しやすい病気であることがあげられます。

水虫は痒いものというイメージがありますが、水虫を患っている人のなかで痒みを感じている人は1割程度といわれています。つまり、水虫の原因となる白癖菌の保菌者であっても、その自覚がないという人が大勢いるのです。このため、水虫を治療してもその後のケアが以前のままでは、再度、別の人から白癬菌に感染して再発するということが起こりえます。

こうしたことを避けるために、足を清潔に保もち、履物は通気性のよい物にすること。床を清潔にし、スリッパやマットなどの共用を避けること。また素足で公共の場を利用した場合は早めに足を洗うことが大切です。

水虫が治らない病気のように思われているその他の理由には、痒みが治まると水虫の治療を中断してしまう傾向が羅患者にあることも関係しています。

水虫の症状は季節によっても変わります。また、家族が共通して使う風呂場などで、水虫が感染することもあります。医師が治ったと診断するまで、しっかりと治療を続けるようにしましょう

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2013年6月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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