女性のためのよろず相談室
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 いま、薬局やスーパー、さらには通販などで盛んに健康商品が売られています。ビタミン剤、保健機能食品、そしてサプリメントなどなど。そこで、これらの健康商品の違いをまとめてみました。

 
ビタミン剤は薬の認識を
ビタミン剤
 様々な種類がありますが、これらは全部「薬事法」に基づく厚生労働省の検査に合格したものばかりです。ですからビタミン剤には必ず成分の含有量や1回の分量などが表示されています。ビタミン剤は食品というより、薬という認識の方が妥当でしょう。

 
保健機能食品
 特定保健用食品と栄養機能食品に分かれます。
(a)特定保健用食品は実際に健康に効用がある成分を加工したもので、厚生労働省の審査を受けて、健康への効用を示す表現を大臣が許可した食品です。「ミネラルの吸収を助ける」「食後の血清中性脂肪が上昇しにくい」など、効能ごとに12種類ほどに分類されます(イラストA)。
(b)栄養機能食品は通常の食生活を行うことが難しかったり、一日に必要とされる栄養成分を摂取出来ない場合に、その補給や補完のために利用する食品です。栄養成分の含有量などの基準をクリアしていれば厚生労働省の許可は必要ありません。ただ利用者が紛らわしさを感じないよう、表示にある程度の制限があります。

 
サプリメント
 サプリメントとは栄養補助食品・健康補助食品のことです。食品から抽出した天然成分のものもあれば、化学的に合成されたものもあります。また含まれる栄養素の数によって「単一型」「複合型」「総合型」などに分類されます。業界団体(日本健康・栄養食品協会)では製品規格や表示広告基準など、いくつかの規格基準を設けており、この審査をクリアした製品には「JHFA」のマークが付いています(イラストB)。
ドリンク剤と錠剤の効果の違いは?
 ビタミンを補給する場合はドリンク剤と錠剤のどちらが良いか、という点については、一長一短があります。吸収の速さ、という点ではドリンク剤が優れていますが、長期にわたって服用し続ける場合は錠剤の方が経済的です。栄養面ではほとんど差が有りませんから、好みで選ぶとよいでしょう。注意しておきたいのはドリンク剤の飲み過ぎです。ドリンク剤はアルコールで抽出しているので、あまり飲み過ぎますと内臓の負担となることも考えられます。
 

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