南東北 2006年1月

トピック
☆海外でも最大規模の床数
「『江古田の森』が着工」
 南東北グループで東京・中野区江古田の森に世界有数の保健・福祉施設を建設します。社会福祉法人南東北福祉事業団(渡邉一夫理事長)が中野区からPFI事業(地方自治体が民間活用で進める事業形体)で受注していた「江古田の森保健福祉施設」の起工式が11月29日(火)に東京の現地で行われ着工しました。完成は平成19年2月末で、5種の施設で合計434床を持つ都心部では日本一、世界でも有数の施設となります。
 設置される場所は東京・中野区江古田3で、@介護老人保健施設A特別養護老人ホームB身体障害者療養施設C知的障害者入所更生施設Dケアハウス、の5種。地下1階、地上7階のRC造り、という大きな建物です。事業期間は2057年3月までの50年間。
 起工式では渡邉理事長がクワ入れを行い「施設の外見に恥じないサービスを提供し、江古田の森から世界に向けて、長寿国日本の最高の保健サービスを発信していきたい」とあいさつしました。

クワ入れする渡邉理事長
 
 
☆12月から、将来は100床に
「人工透析棟が70床に」
 総合南東北病院の西新棟3階にある人工透析室が昨年12月から70床に増床されています。近い将来に100床まで拡大する予定です。
 当院の人工透析治療は平成9年から西新棟3階に床が開設され、泌尿器科で治療を続ける患者様に活用されてきました。現在は110人ほどの患者様が週3回の透析に通われています。この透析が必要な患者様の数は現在では全国で25万人、県内で4000人、郡山市内で600人を数えており、しかも増える傾向にあります。国内で年間に1万人が増える、という調べもあります。
 そこで、総合南東北病院では、西新棟2階にあった事務部の跡に病院通所リハビリが3階から移り、その跡に透析室を拡張して100床がはいるスペースを確保し今回の増床を実現しました。


 
☆読売新聞連載「命をつなぐ絆」から(1)
「南東北グループの治療実績」
脳外科手術 県内のトップ占める 2003年に130件、2004年に136件

 病気や医療機関についての情報はひと頃に比べ、入手が容易になってはきていますが、それでも多くの患者様からは「医療機関での治療の実績が知りたい」という声が数多くあります。そこで、読売新聞が昨年12月に掲載した「がん」「心臓病」「脳血管疾患」についての連載記事から、総合南東北病院と南東北福島病院での治療実績について、ご紹介します。

 日本人の死因で3番目に多いのが脳血管疾患です。血管が詰まって脳に血液が回らなくなる脳梗塞と、脳内の血管が切れた脳出血、脳の太い血管に出来た瘤が破裂するくも膜下出血に分けられます。さらに脳腫瘍があります。厚生労働省は「頭蓋内腫瘍等摘出術等」に関する10年以上の経験を持つ医師が常勤している、などの条件に応じて施設基準を設けています。これを満たした20病院での手術件数など読売新聞で取り上げています。
 これによりますと、施設基準にある「年間50件以上の手術数」を超えたのは総合南東北病院など10施設。このうち、2003年に130件、2004年に136件の手術をおこなった総合南東北病院が県内のトップを占めています。医師名は脳神経外科の渡辺善一郎先生、後藤博美先生、伊崎堅志先生、菊池泰裕先生、前野和重先生です。
 またアンケートによる執刀医別では、「脳動脈瘤手術」で渡辺善一郎先生が73件で最多、伊崎堅志先生が44件で続いています。なお、総数では南東北に次ぐのが会津中央、磐城共立、竹田、福島赤十字などの順になっています。
頭蓋腫瘍摘出術等の届出件数
  2003 2004 医師名
南東北 130 136 渡辺 善一郎
後藤 博美
伊崎 堅志
菊池 泰裕
前野 和重
会津中央 118 107 前田 佳一郎
太田 貴裕
いわき市立総合磐城共立 53 62 府川 修
増山 祥二
野下 展生
竹田綜合 56 51
福島赤十字 51 45 渡部 洋一
及川 友好
白河厚生総合 32 45
あづま脳神経外科 57 40
県立医大 63 36
星総合 16 32 後藤 健
小林 亨
松村総合 48 30
太田西ノ内 48 29
公立藤田総合 30 20
南東北福島 30 19
渡辺 26 18
大原医療センター 10 12
石井脳神経外科眼科 16 10
寿泉堂綜合 20 8 紺野 豊
枡記念 20 8
白河 15 8
原町市立 10 4
(医師名は敬称略で、2005年8月現在勤務し、専門医など学会認定資格を得ている医師。−は回答データなし)
 
 
「4月から病院友の会が 南東北健康倶楽部に」
 南東北グループの医療施設で病気を治された方々を中心に17年前から結成されている「総合南東北病院友の会」(国井宏介会長)は、ことし4月から新しい組織「南東北健康倶楽部(仮称)」に生まれ変わることになりました。
 病院がこの17年間に急テンポで発展し、友の会を結成した当時よりはるかに大きくなったことから、友の会自体も変革に迫られていました。そこで、会では役員会で議論を重ね12月14日(水)に総会を開いて「発展的解消を図って、4月に新しい会の創立総会を開く」ことを決めました。
 新しい健康倶楽部では、元患者様はじめ、健常者ながら日常の健康維持に関心のある方々にも広く呼びかけて加入して頂くことにしています。また倶楽部会員になると、同時にNPO法人「日本コーディネート研究開発機構」の会員になり、NPO法人を通じて個室料金の割引や潟Gヌ・ジェイ・アイ経営の医療・介護用品の売店やレストラン等での割引など、数多い特典が付きます。また、南東北グループで行われる各種講演会や催しの情報も届けられます。

新組織の創立を決めた総会

 
☆私の闘病記
「会話しながらポリープ切除」
 今回、消化器のポリープ切除で大変お世話さまになりました。以前にも、他の病院で三度ほど切除しておりますが、会話をしながらの切除は今回がはじめてでした。気分を和らげていただき(つい、私は目をつぶってしまうのですが)先生のおっしゃる通り「目を開けていなさい。目をつぶると恐怖心が出てしまい、リラックス出来ませんから、気持ちを楽にして」と励まされ、有り難く思いました。その通りにしていましたら、他の病院に比べ痛みが半減しました。私はポリープが出来やすいのか、いずれまた当院でお世話さまになると思います。看護師さんの心やさしい気配りに感謝の気持ちでいっぱいです。
(郡山市内 K・K 58歳)


 
☆PET・ガンマナイフ 市民公開講座の日程
2月 19日(日) 千葉県八千代市市民会館小ホール
3月 5日(日) 天栄村山村開発センター
12日(日) 神奈川県川崎市川崎市民プラザ小ホール
4月 9日(日) 南会津郡下郷町下郷ふれあいセンター
16日(日) 群馬県前橋市(会場未定)
23日(日) 山形県米沢市(会場未定)
5月 14日(日) 伊達郡国見町(会場未定)
28日(日) 東京都府中市市立中央文化センターひばりホール
6月 11日(日) 喜多方市(会場未定)
25日(日) 宮城県白石市(会場未定)
 
 
 
 
トップページへ戻る