南東北 2006年3月 |
トピック | |||
「PET健診1万人超す」 | |||
1万人目は地元の伊藤さん | |||
平成16年4月から始まった南東北PET・ガンマナイフ高度診断治療部門での「PET(陽電子放射断層撮影装置)がん健診」の受診者が3月2日、1万人に達しました。ちょうど1万人目となったのは、地元の郡山にお住まいの伊藤さんで、同日午後に伊藤康信副院長から祝福と記念の品を贈られました。 伊藤さんは病院勤めの奥さんの勧めで夫婦ともどもPET受診を決めて申し込み、順番を待っていました。たまたま3月2日が健診の日と決まったため、9時から検査を受けましたが、ちょうど1万人目に当たった、と知ってびっくり。健診が終わった2時半に医療クリニック3階フロアで伊藤副院長から「おめでとうございます」と祝福を受け、出席した関係者の拍手を浴びました。 顔を紅潮させた伊藤さんは「検査は思っていたよりも、何事もなくスムーズに終わりました。日頃は健康に無頓着な方なので、がんへの不安もちょっぴり持っていましたが、いい機会だったので受診しました。受けてよかったです。しかも1万人目と聞いてビックリしました。PET健診は人気があるだろう、とは思っていましたが、もう1万人になったんですか」と語っていました。
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☆地域医療のリーダーへ | |||
「当院が地域医療支援病院に」 | |||
総合南東北病院では3月1日付けで、福島県から医療法第4条で定められている「地域医療支援病院」の名称を使用することが正式に許可されました。先に開かれた県医療審議会で当院に対する許可の方針が決められていましたが、このほど許可の正式通知が届いたものです。 地域医療支援病院というのは@他の医療施設から紹介された患者さんに医療を提供したり、施設・設備を他の医療機関の医師や従事者に研究・研修のため利用させる体制が出来ていることA救急医療を提供する能力があることB地域の医療従事者の資質の向上を図る研修のための能力があることCベッド数に応じて法令で定められている医師など従事者の数、施設や医療設備などを有していること、など地域のリーダーとして医療を発展・向上させるための条件が法律で定められています。 総合南東北病院はこれまで無かった産科が昨年12月から開設されて各種条件をクリアしています。さらに、早くから開放型病院(オープンシステム)として地域医療機関から285人の医師が登録医となっており、患者さんの紹介率も90%前後に達しています。今回、地域医療支援病院になったことで、病院の総力を挙げて地域医療のさらなる発展に努力していく方針でいます。 |
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☆読売新聞連載「命をつなぐ絆」から(3) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「南東北グループの治療実績」 |
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肺がん 胃・大腸がん | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
胃・大腸がんで上位に 〔肺がん〕 日本人のがんによる死者で最も多いのが肺がん。福島県では2004年に1021人が命を落としています。肺がんの治療は医療機関や医師の技量、患者さんの状態などで内容に違いが出てきます。厚生労働省は肺がん手術などを含めた「肺悪性腫瘍手術等」について、10年以上の経験を持つ医師が常勤していること、などを条件に診療報酬が5%加算される手術数を「年間50件、専門医30件」と定めています。2004年実績でこの手術数を超えたのは県内で6施設で、総合南東北病院も入っています。2003年と2004年の実績で、南東北は34件、21件で呼吸器外科の塩豊先生の名が挙げられています。 〔胃・大腸がん〕 福島県によりますと、2004年の胃がんの死者数は1047人で、がんの中で最多。結腸、直腸を合わせた大腸がんも743人と3番目に多い数字となっています。読売新聞福島支局では、学会から「専門医を育成する施設」として認定された胃がん15病院、大腸がん16病院を対象にアンケート調査をしました。この結果、胃がん手術で2003年、2004年とも上位を占めたのは竹田綜合病院、県立医大病院、そして総合南東北病院、福島労災病院の4つでした。 また結腸・直腸がん手術でも南東北は福島労災、竹田綜合についで多くなっています。南東北の手術件数は胃がんでは2003年が105件、2004年が103件。医師名は寺西寧院長はじめ高野祥直先生、菅野智之先生、佐藤直先生、西野徳之先生、中澤敏弘先生です。また結腸がんは2003年60件、2004年61件、直腸がんは2003年40件、2004年で47件で、医師名は胃がんと同じです。 |
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☆患者さんから礼状 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「細かい心くばりに感謝感激」 |
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長い間、大変お世話様になり、有り難うございました。看護師さんの笑顔はとても素晴らしく、沢山の元気をもらいました。動けない時は背中をさすってもらったり、体の位置を変えてもらったりと、細やかな心配りには頭が下がります。感謝申し上げます。 また、いろいろ言葉をかけていただき、道しるべが出来、不安が取り除かれたり、励まされたり、大変なおこころ遣いを頂いて、嬉しく思っています。有り難うございました。お世話になりました。 (二本松市 A・H 49歳) |
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☆毎月の医学健康講座 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「18年度の日程決まる」 |
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4月は渡邉理事長が講演 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
総合南東北病院が毎月第3木曜日に開催している「医学健康講座」の平成18年度の日程と演題が決まりました。この講座は健康で生き甲斐のある生活を送るため、病気予防や健康増進に必要な医学的知識・技能を身に付けることを目的にしているものです。一般市民を対象にした平易で分かりやすい内容ですので、お気軽にご参加ください。時間は毎回午後2時から、場所は北棟1階のNABEホールです。なお、8月はお盆がかかりますので第4木曜日(8月24日)となります。受講料は無料。郡山駅前から毎回午後1時30分に送迎バスが出ます。 新年度の第1回は渡邉一夫理事長が講師で、4月20日(木)午後2時から「がんの早期発見と体に優しい治療」の演題で行われます。ぜひ多数のご聴講をお待ちしております。 |
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☆PET・ガンマナイフ 市民公開講座の日程 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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