転ばぬ先のセルフチェック!
睡眠時無呼吸症候群
肥満や鼻の疾患などで

◎睡眠時無呼吸症候群とは
 いま、息を止めて10秒数えてみてください。あらかじめ空気をいっぱい吸い込んでいないと、意外に苦しいことが分かります。一晩のうちに、こうした10秒以上の無呼吸が30回以上も起こるものを「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」といいます。
  
◎その原因は
 肥満や扁桃腺肥大、鼻の疾患などにより、狭くなった上気道(空気の通り道)が一時的に塞がり、無呼吸が起こります。まれに、脳の中枢神経の異常によって無呼吸が起こる人もいます。

◎身体にどんな影響があるのか
 無呼吸が頻繁に起こると、眠りが浅くなり身体が充分に休養することが出来ず、昼間の眠気に繋がります。また、血液中に酸素が不足するので、起床時に頭痛が起きたりします。睡眠時無呼吸症候群による酸素不足は脳や心臓の疾患、高血圧に繋がる事もあり注意が必要です。

◎治療法は
 専用の装置を用いて、睡眠時に閉塞した上気道を広げるCPAP療法が行われています。また原因となる鼻や喉の疾患の治療も行います。肥満が原因の場合は減量も必要です。


チェック表
当てはまる項目をチェックしてください。
 (同居している人からも話を聞きましょう)
  毎日のようにいびきをかいている
 
 息苦しさを感じて、目覚めることがある
 
 夜間、2回以上トイレに起きる
 
 起床時、頭痛がしたり、頭が重い
 
 充分な睡眠時間をとっているのに、
     熟睡感がなく、日中眠気におそわれる
 
 仕事をしていて、集中力に欠ける
 
 肥満している
 
 扁桃腺肥大でる。または、鼻炎や
     咽頭扁桃腺肥大症などの疾患がある
チェックの数が多いほど、睡眠時無呼吸症候群である
可能性が高いといえます。チェックが多い方は専門医を
受診しましょう。

 

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