健康生活あんないナビ
日本のハーブ
食中毒予防や血行促進も
 最近はアロマテラピーやイタリア料理の普及などで一般家庭でもバジル、ローズマリー、タイム、オレガノなどハーブが活用されています。ハーブとは香草とも言い、芳香のある香辛植物のことです。ですから、なにも西洋由来のカタカナのハーブだけでなく、古来から日本にもハーブはあったのです。そこで“日本のハーブ”を取り上げてみました。
 日本でも料理の香り付け、殺菌力の強さを生かし刺し身の薬味、つまなどに利用されてきました。これからの季節にこうした香辛植物を改めて良く知って料理に活用したり入浴剤で使うなどで、より一層おいしく食べ、しかも食欲増進、食中毒予防、血行促進などに役立てて健康生活を維持しましょう。ただし食餌指導を受けている場合は医師に相談しましょう。
 
◇三つ葉
芳香があり汁物に浮かべて香り付けするのに用いたり、おひたしなどに利用します。ミネラル類・ビタミン類が豊富。カロテンも多い。
◇よもぎ
芳香があり、食用には柔らかな若葉が向きます。草餅の材料。栄養価に優れ、様々な薬効があると言われます。浴槽に入れ血行促進剤に。
◇わさび
根茎をすりおろし薬味として使う香辛植物。強い辛味があり同時に強い殺菌作用があります。ただ、刺激が強いため胃疾患の方は避けること。
◇しそ
赤じそ、青じそなどがあり、爽やかな香り成分は食欲を増進する効果があります。防腐効果もあり料理の添え物、薬味として使います。
◇柚子
柑橘類特有の酸味や爽やかな香りがあり、皮や果汁は料理の風味付けに。入浴剤としては血行促進効果があります。
◇あさつき
ネギ類の中で一番細い野菜。独特な香りと辛みが薬味として使われます。葉酸や食物繊維を多く含んでいます。
 このほか、生姜(しょうが)、せり、茗荷(みょうが)などもあります。
トップページへ戻る