“神の手”の手術を受けて(上)
不安吹き飛ばす先生やスタッフの優しさ
 米国デューク大学教授で、困難な脳腫瘍手術を次々に成功させて“世界の神の手”といわれる福島孝徳先生が、総合南東北病院でも何回も手術をされていることはご承知と思います。その手術を当院で受けた患者さんから、素晴らしい感謝のメールが渡邉一夫理事長の元に届きました。そこで、これを「“神の手”の手術を受けて」のタイトルで上下2回に分けて掲載します。なお、紙上では匿名とさせて頂きます。
(2回目は187号で)
患者様からの感激のメール 〈H・Hさん=女性〉
 9月の声を聞き、ようやく秋らしくなって参りました。3月30日に総合南東北病院で福島先生、後藤先生の下で髄膜症の手術を受けました。それからちょうど6カ月経ちました。今、信じられない位、元気です。友人たちから「手術前に比べ200%元気だね」と言われます。頂いた大切な命です。日々を大事に真っ直ぐ生きたいと思っています。
 髄膜腫で不安を抱えながらワラにもすがる思いでHPを開き、メールを送ったのが昨年10月末です。東京クリニックからは「問い合わせだけで大変です」と一度は返事を頂き、諦めていた所に思いがけず脳神経疾患研究所からメールを頂き、光が見えた気がしました。ここからの始まりでした。東京クリニックで的場医師と出会い、3月という言葉を頂いた時は信じられない思いでした。正に奇跡、と思いました。実はさる大学病院で手術する予定でした。でも不安がありました。断るのにどうしよう、という戸惑いもありましたが、的場先生は「あなたがいいようにしなさい。でも命のことですよ」と。こんな神の導きともとれるチャンスはもう無い、と迷いはありませんでした。
 福島先生に初めてお会いしたとき、全ての不安が一瞬にして氷解しました。一緒に泣いてくれる医師が、日本にどれだけいるでしょう?むしろ、心ない言葉に傷ついて泣く患者も残念ながら多いです。そして総合南東北病院に着きました。初めて踏む福島の地に心配はありました。でも、それを吹き飛ばしてくれたのは後藤先生、看護師、スタッフの方々の笑顔であり、行き届いた優しさでした。部屋の広さ、暖かい雰囲気、それと、なんたって温泉付きというのは嬉しかった。しかも差額ベッドの安さ。東京だったら3万円です。患者は必ずしも金持ちではないし、治療費に不安は持っている訳ですから、有り難かったです。地元の患者さんから話を聞くにつれ、総合南東北病院の信頼度の高さを感じました。こうした病院がもっとあったら…と身に沁みて思いました。
(187号に続く) 

187号はこちら
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(総合南東北病院で受診することはできません)
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