南東北 2007年10月

 
トピック
機器の組み立て急ピッチ
陽子線センターが完成
 平成20年10月の治療開始を目指して建設を急いでいた「南東北がん陽子線治療センター」の建物部分が、このほど完成し財団側に引き渡されました。内部では陽子線機器の組み立てが急ピッチです。
 出来上がったセンターの建物は9552uの敷地に地下1階、地上4階の鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は6500uに上っています。ここに世界最先端のがん治療機器である陽子線照射装置が据えつけられます。既に4月以降に機械が運び込まれて組み立てが進められており“心臓部”となるガントリーの直径10m、総重量200トンという巨大な姿が見られるようになってきました。組み立てと同時に、今後は厳しいテストが繰り返されたのち完全な形にして、来年10月から民間病院では初めての陽子線治療センターがオープンすることになります。
壮大な姿を現した陽子線治療センター 室内のフロア
☆手術室などを見学
中学生職場体験で当院を訪れる
 9月11日(火)総合南東北病院に郡山市立大槻中学校の生徒6人が職場体験に訪れました。同校が「総合的な学習の時間」の一環として、職業に対する知識や経験を身につけ、将来の職業人としての意識を高めることを目的として実施しているものです。
 まず、オリエンテーションがあり、看護部の担当者から病院で働く際の注意点について説明を受けました。生徒からは「患者さんと接する時に気をつけていることは何ですか」など仕事内容や看護師に関する質問が次々と出されました。病院内を見学したあと、病棟で患者さんの食事介助、血圧計の使い方、ベッドメーキングなど、実際の看護を体験しました。手術室見学では一人が代表となって手術着を身に付け、実際の手術で使用する機器や道具の説明などを受けました。生徒から「手術室が緑色なのはなぜですか」と質問があり、「手術中は何時間も明るいライトの下で行うので、目が疲れないために緑色なんです」との答えに、実際にそのライトを見た生徒たちは納得しあっていました。
 反省会では「自分が考えていたよりも大変な仕事だった」「手術室に入れて嬉しかった。今日は貴重な体験ができた」などの声が出され、とても充実した体験になったようでした。
手術室で説明を聞く中学生たち
 
☆総合福祉センター 心と体を癒しました
3度目のドッグセラピー
 NPO法人「県パートナードッグ普及委員会」によるドッグセラピーが9月18日(火)に総合南東北福祉センター(日和田)で行われ、利用者さんの癒しに役立てました。
 このドッグセラピーは8年前に同普及委員会の手で福島県で初めて福祉センターで行われて以来、今回が3回目です。当日は委員会メンバーが11頭の犬とともに交流ホールを訪れました。待ち受けた約40人の利用者さんたちは大きな輪になって出迎え、ボランティア犬が入場すると歓声をあげて大喜び。大きな犬や小さな犬など様々で、初めはビックリしたり怖がっていた方も、犬たちの人なつっこい仕草に「可愛いねぇ」と笑顔になって手を伸ばし、ボール投げ、リードを握っての散歩などを楽しく体験しました。
 こうした犬とのふれあいによって、普段あまり手足を動かさない利用者さんたちが自分から手を伸ばすなど、心と体の癒しの効果は抜群だったようです。
「可愛いね」と頭をなでる利用者さん
 
☆自衛消防操法大会で活躍
大越診療所が最優秀賞
 郡山市内や田村方部の自衛消防操法大会が9月27日(木)午前9時から郡山市日和田町のショッピングモール「フェスタ」駐車場で開かれ、総合南東北病院グループは好成績を収めました。
 大会には45の事業所や団体から参加、3人操法の部、2人操法による消火器の部、同消火栓の部に分かれて競技しました。総合南東北病院グループからは病院の男子・女子の2チームが3人操法の部に、大越診療所から2人操法消火器の部に出場しました。3チームとも日頃の練習の成果を十二分に発揮して競技した結果、病院女子チームが優秀賞、男子が優良賞に、さらには大越チームが2年連続の最優秀賞の栄冠に輝きました。
最優秀賞に輝いた大越チーム
 
☆優しい言葉がとても嬉しい
患者さんから礼状
 今回、眼科クリニックで白内障の手術をしていただきました。先生、看護師さん、スタッフの方々はとても親切にして下さり、病人のときの優しい言葉は本当に嬉しいです。主婦をやっている者には、病気を忘れ静養に来たみたいで良かったです。
 13年前にも手術で入院しましたが、現在も月に1回通院しております。須賀川に住んでいますが、ここの病院は総合病院なので安心してよく、医師、設備等も一番なのが評判です。「私が倒れたら南東北に運んで」といつも主人に言っています。益々のご発展をご祈念します。ありがとうございました。
(須賀川市 女性H・Oさん 65歳)
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