健康生活あんないナビ
血液検査で分かること
3種類の検査で調べ -異常や病気を早めに発見-
 
 みなさんは定期的に健康診断や人間ドックを受けているでしょうか。健康診断や人間ドックでは様々な検査を行ないますが、その一つに血液検査があります。血液検査には「一般的な検査」「血清学的検査」「生化学的検査」の3種類があって、それぞれ血液や内臓の異常や疾患が分かるようになっています。  
 その異常や疾患の中には、生活の質(QOL)を低下させる、つまり日常生活に不便を生じるものや、生命に関わるものまであります。こうした異常や病気を早めに発見して早めの治療を行うために、定期的な血液検査はとても重要なのです。また、治療とまではいかなくても、思わしくなかった数値を改善するための努力、つまり生活習慣の見直しをするキッカケにもなります。  
 「健康には自信があるから、検査は不要」とか「面倒臭いから」などと、これまで定期的な健康診断や人間ドックを受けてこなかった方は、これほど重要な血液検査も受けて来なかったことになります。ぜひ、これからは年1回、健康診断か人間ドックを受けて、自分の健康状態を確認しておきましょう。
 
◎血液検査の種類ごとの
(1)調べる内容
(2)検査結果から推測される疾患、は次のとおりです。

〔一般的な検査〕
(1)白血球や赤血球、血小板の数など
(2)貧血(悪性貧血や再生不良性貧血、鉄欠乏性貧血)、白血病、心筋梗塞、甲状腺機能低下症、など                            
〔血清学的検査〕
(1)リウマチ因子や肝炎ウイルスの抗原、抗体の有無、など
(2)関節リウマチ、膠原病、B型・C型肝炎(急性・慢性)、急性胃炎、急性糸球体腎炎、尿路疾患、ベーチェット病、梅毒、脳出血、がん、心筋梗塞など
 
〔生化学的検査〕
(1)コレステロール値、血糖値、特定の酵素や尿酸の数値、など
(2)肝臓の異常・疾患(急性・慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん、など)、腎臓の異常・疾患(腎不全など)、甲状腺疾患、高脂血症、動脈硬化、糖尿病、痛風、心筋梗塞、など
 
トップページへ戻る