リニアック棟を増設

救急外来の充実も・今年末の完成目指し着工
 総合南東北病院では、がん治療に使用する最新の放射線医療機器「リニアック」を導入するほか無菌調剤室の新設、救急外来施設の整備拡充などのための増改築に踏み切り、4月28日に安全祈願祭を行い着工しました。

クワ入れする渡邉理事長

 増築するのはリニアック棟(鉄筋コンリート2階建て)と無菌室(平屋建て)で延べ床面積は合わせて1、160u。場所はリニアック棟が救急外来前の駐車場あと、無菌室は薬局に隣接されます。一方、改築されるのは現在の救急病棟や臨床検査室などの部分で、救急エリアを拡充してより効率的な救急医療が出来るようにするほか、内視鏡室も改修するものです。祈願祭には渡邉一夫理事長や施工の熊谷組などの関係者50人が出席、渡邉理事長が力強くクワ入れして工事の無事を祈りました。
 リニアックはX線ビームを正確に患部に当てて治療する機器です。今回導入されるのはヴァリアン・メディカルシステム社の最新鋭機器で、正確に患部に照射するだけでなく、IMRTと呼ばれる強度変調出来る装置が付いていて、高エネルギーのX線を強めたり弱めたりしてあらゆる角度から照射して治す高性能の機器です。完成は今年末を予定していますが、リニアックは来年4月から稼働する予定になっています。

総合南東北福祉センター 開設10周年迎える

記念式典や講演会、植樹も
 郡山市日和田町梅沢地区に開設された(社福)南東北福祉事業団の総合南東北福祉センターが今年4月で開設10周年を迎え、4月11日(土)に盛大に「10周年記念式典」が行われました。同福祉センターは特別養護老人ホーム「南東北ライフケア館」、身体障害者療護施設「南東北さくら館」、ケアハウス「ライフケア館」のほか、通所事業、ホームヘルパー・ステーションなど様々な機能を併せ持った「東北一の福祉センター」となっています。
 地域交流ホールでの式典には地域代表など来賓多数が出席。渡邉一夫理事長が「今後も地域のニーズに合った質の高いサービスを提供して、利用者さんに選ばれる施設にしてまいります」とあいさつ、来賓の祝辞、利用者さんを代表して伊藤美栄子さん(南東北さくら館)のあいさつがありました。開設以来10年勤続している職員14人へ渡邉理事長から感謝状と記念品が贈呈され勤続職員を代表して石部英宣さん(日和田デイサービスセンター)が「これからも地域に根ざした施設とするよう頑張っていきます」と抱負を述べました。

記念植樹で
滝桜の子孫樹を植える伊藤さん(中央)

 このあと、場所を正面玄関前に移して記念植樹が行われました。伊藤美栄子さんが10周年にちなんで寄贈した三春滝桜の子孫樹の苗10本を伊藤さん、渡邉理事長、橋本武治市議が鍬入れして植樹しました。午後2時からは地域交流センターで記念講演会が行われ、渡邉理事長が「これからの福祉について」の演題で新しい時代の介護福祉のあり方を話し、10周年記念式典を締めくくりました。

「紙ふうせん」3人を表彰

長い時間のボランティアで
 総合南東北病院では、患者さんに対する院内の案内や移動などのお手伝いをボランティアグループ「紙ふうせん」の方々にお願いしています。今回グループメンバーの堀内まり子さん、柳沼春二さん、がボランティア時間通算500時間を、佐藤八千代さんが通算1000時間を達成し、4月13日(月)の朝礼の中で渡邉一夫理事長から表彰状とPET優待券が贈られました。代表で柳沼さんが「これからも患者さんのために頑張っていきたいと思います」とあいさつしました。
 ボランティアグループは、患者さんのお手伝いのほかに、当院の関連施設などで歌や踊りのコンサートも開き、患者さんや老人保健施設の入所者さんを励ます活動も行っています。

表彰を受けあいさつする3人

トップページへ戻る