高校生が1日看護体験

ベッドメイクや清拭|37人が参加、実習に取組む
 県看護協会主催の「高校生の1日看護体験」が7月28日(火)に総合南東北病院で行われ、県内の高校生37人が参加しました。この看護体験は、これからの社会を担う高校生たちに実際の看護業務を体験してもらうことで、生命や思いやりの大切さを実感してもらうことを目的に毎年行われています。

病床で患者さんの介助を行う高校生

 最初にオリエンテーションがあり、そのあと生徒たちは2、3人のグループに分かれて病院内を見学。さらに各病棟でベッドメイキング、清拭、洗髪、入浴介助、食事の介助などを手伝い、実際の看護を体験しました。
 体験内容の大半が実際に患者さんを相手にするものだったため、戸惑ったりする場面もあったようですが、担当看護師からのアドバイスを受け、生徒たちは真剣な面持ちで実習に取り組んでいました。患者さんに声をかけながら作業する姿や、患者さんから話しかけられ笑顔で受け答えする様子も見られました。
中学生も相次いで体験訪問
 高校生の看護体験のほか、7月には郡山市内の中学生が相次いで当院を訪れて、手術の縫合や看護を体験しました。いずれも「総合的な学習の時間」の1つとして当院を職場訪問先に選んだものです。

手術室で縫合を体験する中学生たち

 7月2日(木)は郡山二中2年生5人が訪れ医師の仕事を学びました。中澤誠小児・生涯心臓疾患研究所長から医師の業務について話を聞いたあと、小野隆志小児循環器科科長が手術室や病棟を案内、手術室では実際に手術着を着て針と糸で縫合の練習に挑戦しました。普段では出来ない初体験に生徒たちは真剣な表情で取り組んでいました。
 続く7月9日(木)は明健中の生徒8人が来院、看護部の担当から「病院で働く際の注意点」のレクチュアを受けたあと、看護希望の5人が2班に分かれ病棟で患者さんの食事介助や足浴、ベッドメイクなどの看護の業務を、残る2人はリハビリテーション科、1人が通所リハビリテーションセンターで職場体験をしました。同校では「生徒1人ひとりに進路を選択する態度や能力を養わせる」ことを目指していて、今回の体験訪問となりました。

病院まつり大賑わい

好天に恵まれ賑わった病院まつり会場

 総合南東北病院の第18回病院まつりは8月14日(金)午後2時から病院立体駐車場2階で賑やかに開催されました。冷夏の様相を見せているうっとうしい天候の中で、久しぶりに晴天に恵まれ朝から太陽が照りつける、まさに夏祭うってつけの天気となりました。
 会場には屋台や縁日のテントが並び、今年は大きなふわふわドームも設けられ人目を引きました。開場と同時に子供さん方をはじめ地域市民の出足は早く、続々詰めかけて会場はたちまち一杯となりました。焼きそば、焼きとり、フランクフルト、フライドポテト、ポップコーン、さらにはかき氷や生ビール、アイスクリームといった食べ物の模擬店、人形すくい、射的、輪投げ、お面売りなどの屋台に子供さん達は群がって楽しんでいました。中でも人気は手術の模擬体験コーナーで高周波メスで肉を切り取る技術に盛んに挑戦していました。また病院ボランティア「紙ふうせん」メンバーによる塗り絵教室も絵筆を走らせる子供で一杯でした。
 イベントは喜久田小マーチングバンドをトップに尚志高校吹奏楽部の演奏、よさこい踊り、アンパンマンの舞台などが次々に繰り広げられ、渡邉一夫理事長、増子輝彦参議院議員、太田和美前衆議院議員のあいさつもあって、夕方からはマジックバルーン体験、みちのくボンガーズお笑いライブ、職員によるステージパフォーマンスなどが披露され、終日賑わいました。
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