がんサロン「ほっと」を開設

患者・家族交流の場に〜治療情報やミニ学習会も〜
 総合南東北病院は2008年2月に「がん診療連携拠点病院」に指定されて、がんの撲滅のための医療を進めています。この拠点病院としての活動の1つとして院内に9月から、がんサロン「ほっと」を開設しました。サロンではがん患者さん同士やご家族の交流を深め、治療の情報交換やミニ学習会も行う場とし、これを通じて「がんとうまく付き合いながら生活していけるような環境をつくる」のがねらいです。
 ミニ学習会は第1回が9月18日(金)午後3時から5時まで、病院中央棟1階エスカレーター前「医療相談課」で開催されます。医療相談課のスタッフがDVDを使って「大腸がんの診断と治療」「入院費・外来費の負担軽減の制度」をテーマに講演します。そのあと出席者が茶話会で話し合いをして情報を交換します。学習会の日程は別表の通りで9月以降も毎月1回第3金曜日に開催されます。
 あくまでも、困ったことを気兼ねなく話せる場としての、がんサロン「ほっと」ですので、話を聞くだけ、話すだけ、でもかまいません。事前の申し込みも必要ありません。お問い合わせ先は総合南東北病院「がん相談支援センター(医療相談課内、TEL024―934―5564)」まで。

◎日時:毎月第3金曜日 15時〜17時

◎場所:総合南東北病院

◎場所:中央棟1階エスカレーター前「医療相談課」

日時テーマ講師
9月18日

大腸がんの診断と治療(60分)

入院費、外来費の負担軽減の制度(30分)

茶話会(情報交換会)(30分)

医療相談課
10月16日

胃がんの診断と治療(60分)

食事療法と栄養(30分)

茶話会(情報交換会)(30分)

栄養管理科
11月20日

肺がんの治療と診断(60分)

介護保険の活用法(30分)

茶話会(情報交換会)(30分)

医療相談課
12月18日
(予定)

乳がんの診断と治療(60分)

リンパマッサージ(30分)

茶話会(情報交換会)(30分)

リハビリテーション科

郡山二中生から礼状

ドクターから話を聞く郡山二中の5人

 郡山市内の中学校では「総合的な学習の時間」として市内の企業・施設に職場訪問を行い、総合南東北病院には7月2日に郡山二中の2年生5人が訪れて医師の仕事について学びました。この職場訪問に対し、このほど生徒代表から丁重な礼状が病院に届きましたので、ご紹介します。
 病院の皆様、お元気でお過ごしでしょうか。私たちは元気に学校生活を送っています。
 さて、先日は突然のお願いにも関わらず、お忙しい中、病院を案内して下さり、私たちの質問にお答え頂き有り難うございました。心より御礼申し上げます。お陰様で医療とはどんなものか、医者をやる上で大切なことは何か、について学ぶことが出来ました。
 特に、心に残っているのは手術室に入ったことです。そこでは普段は着ることが出来ない手術着を着せて頂いたり、手術に使う器具を実際に使わせて頂きました。手術着を着るのに5分以上かかったので、お医者さんは1分程度で着替えるのはすごい、と思いました。
 大変お世話になりまして、本来ならば御礼に伺うところですが、手紙にて失礼致します。今回の職場体験を通じて、自分の進路について真剣に考えることの大切さを改めて実感しました。末筆ながら皆様のご健勝と一層のご活躍をお祈り申し上げます。
(郡山市立第二中学校二年 松浦亮太郎)
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