会津若松で市民公開講座

腰痛やしびれ学ぶ
 総合南東北病院ではNPO法人脊髄疾患治療研究所と共催で、10月4日(日)午後1時から会津若松市文化センターで市民公開講座「なぜ起こる?どうやって治す?腰痛・手足のしびれ」を開催しました。日頃からこうした疾病に悩んでいる方が多い身近な話題であるためか、会場に400人の市民が詰めかける盛況の中で最新の治療法を学びました。

満席の会場で行われた市民公開講座

 講座は「手がしびれる―その原因疾患と治療法―」の演題で中川洋先生(脊髄疾患治療研究機構理事長・愛知医大名誉教授)、「知っていますか?腰痛治療の最前線」の演題で伊藤康信先生(総合南東北病院副院長)、「手足の痛みとしびれ―内科的原因と治療―」の演題で山本悌司先生(総合南東北病院神経科学研究所所長・福島医大名誉教授)の3人が講演しました。手足のしびれや腰痛の原因、最新の治療法、予防法などについて、分かりやすい話に熱心に聞き入る姿が目立ちました。さらに講演後の質疑応答では自分の症状に合った治療法を尋ねる方が相次ぎ、3人の講師が一人ひとり丁寧に答えていました。

認可病床449床に〜10月から診療科目も32科に〜

 総合南東北病院の認可ベッド数はこれまで430床でしたが、患者さんの数が増えたため、先に増床を申請していました。この結果、10月1日付けで福島県から医療法27条に基づいて、19床増えて449床とすることが許可されました。
 また、標榜診療科目として既に救急科、放射線治療科、放射線診断科、病理診断科が認められて診療を進めていて合計32科となっておりますので、合わせてお知らせいたします。

心肺蘇生法の実演など〜「救急の日」を記念しイベント〜

 9月12日(土)正午から郡山市日和田町のショッピングモール「フェスタ」で、「救急の日」にちなんだ記念イベントを行い、買い物客など大勢の市民が訪れました。救急医療や応急手当の重要性を一般市民の方に認識してもらうとともに、緊急時や災害時に役立つ技法や知識を身につけてもらうことを目的として毎年開催しているものです。

人工呼吸法を学ぶ市民の方々

 内容は、心肺蘇生法の実演、血圧や体脂肪率の測定、看護相談などのコーナーが設けられ、病院から管桂一副院長はじめ看護師など合わせて12人が担当しました。風船を配りながら素早い救急対応術の重要性を伝え、様々な相談にも対応しました。会場には人工呼吸用の人形が置かれ、子ども連れのお母さんらが心肺蘇生術に挑みました。中には子どもが心肺蘇生術に挑戦する姿もみられました。

ボランティア「紙ふうせん」〜お2人が表彰受ける〜

 総合南東北病院やそのグループ施設では、患者さんや施設利用者さんに対する院内の案内や移動のお手伝い、さらには音楽や舞踊などで慰める病院ボランティアグループ「紙ふうせん」が活躍しています。

渡邉理事長から表彰された
佐久間さん(右)

 こうした活動をするメンバーの中で、このたび佐久間静子さんがボランティア時間通算1000時間を、新野あや子さんが通算500時間を達成し、9月14日(月)に開かれた病院職員の朝礼の席上、渡邉一夫理事長から表彰状と記念品(PET優待券)が贈られました。2人を代表して佐久間さんが「あっという間に1000時間に届いてしまいました。これからも患者さんや利用者さんのために、頑張っていきたい」とこれからの抱負を述べました。
 スタートから5年を過ぎた「紙ふうせん」では病院や医療クリニックでのお手伝いのほか、老健など福祉施設でも塗り絵教室や音楽療法のコンサートなどを継続的に開催して、健康を取り戻す療法の手助け活動も行っています。
トップページへ戻る