第6回すこやか子ども食育健康フォーラム開く

「食」への正しい知識を さ・わ・や・か ダイエット提唱

原光彦先生の講演会場

 11月7日(土)午後1時から総合南東北病院NABEホールで、「第6回すこやか子ども食育健康フォーラム」が開催され、学校の教職員や栄養士、一般市民など60人が参加しました。朝食の欠食、肥満や糖尿病の増加など、子どもの「食」が緊急事態を迎えている現在、子どもたちのすこやかな成長のために、大人が「食」に対する正しい知識を身につけることを目的として行われました。
 当日は、原光彦先生(東京都立広尾病院 小児科部長)が「小児期メタボリックシンドロームと食育ー胎児期から思春期までー」と題して、子どものメタボリックシンドロームの診断法や予防、対処法などを詳しく説明しました。原先生は、「子どもの肥満やメタボを防ぐには、さわやかダイエットがおすすめです。さ:魚、わ:和食、や:野菜、か:海藻、だ:だし・大豆製品=Aを中心に食生活の改善を図りましょう」と呼びかけました。

「におい当て」で試す参加者たち

 そのあと「これからの学校における食育を考える」のテーマでパネルディスカッションも行われ、登坂三紀夫先生(和洋女子大学生活科学系 准教授)と横田みえ子先生(会津坂下町学校給食センター 栄養教諭)が、それぞれ教育養成の立場と学校現場の立場から発言しました。
 また、病院食の展示や栄養教育教材の紹介、食育クイズなどのホール展示も行われ、「におい当てクイズ」や「無果汁ジュースの作り方」に人気が集まっていました。

自衛消防操法大会〜男女とも優秀賞に〜

 郡山地方広域消防組合などが毎年開催している管内事業所による自衛消防操法の今年の大会で、総合南東北病院チームが男女とも優秀賞に輝きました。
 大会は10月7日(水)午前9時から郡山市の日和田ショッピングモール郡山フェスタ駐車場で開催され、40事業所から45チームが参加しました。当院からは放射線科や事務部門などから選ばれた男子チームと女子チームが3人操法の部に出場。競技が開始してすぐ2番目に登場した女子チームは、通常業務が終わってから連夜の訓練を重ねた成果を遺憾なく発揮、全員がよく透る掛け声とキビキビした動作で完璧にこなし拍手を浴びました。男子は11番目に出場しこちらもメリハリのある操法ぶりを見せて注目を集めました。
 午後2時過ぎに競技を終了。講評が行われたあと成績発表で病院チームは男女とも優秀賞となり賞状が贈られました。また、この大会で日和田町にある総合南東北福祉センターから男女混合編成チームが初めて3人操法に出場し初陣で優良賞に入りました。こうした日ごろの訓練で、それぞれの施設での災害時に実力を発揮することが期待されています。

外反母趾の運動療法〜足の関節を柔らかにし筋力も〜

 外反母趾は足の親指付け根の間接が小指側に曲がってくる病気です。軽い場合は付け根が曲がっている程度ですが、進行すると親指が第二趾に重なり間接脱臼や、靴の中で擦れるため潰瘍が発生して痛むことに繋がります。
 原因はハイヒールを履く方に多く、また年代が高くなるに従って外反母趾になりやすい傾向が挙げられます。特に加齢によるものは「足の筋力低下」や「関節の硬化」が挙げられます。そこで運動療法で足の関節を柔らかくしたり筋力を付けることで、痛みの軽減や進行を遅らせることが出来ます。
その方法
 (1)足の関節を柔らかくする運動(1日3回、10分程度)@曲がった親指を痛まない範囲で真っ直ぐに伸ばすA動く範囲で親指をゆっくり上下に動かす(2)ホーマン体操(1日3回、10分程度)@足を前に伸ばして椅子に座るA両足の親指に幅広い輪ゴムをかけるB両足の踵を合わせ、爪先を外に開いて10秒間その姿勢を保ってから緩める(3)筋力を鍛える運動(朝晩それぞれ10分程度)@床にタオルを広げて、その上に足を乗せる(立位、椅子座位どちらでもよい)A足の指を使ってタオルをたぐり寄せる
 ※注意点=痛みの無い範囲で行うこと、強い痛みが有る場合は中止し、医師に相談すること。 (「きょうの健康2月号」参考)
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