4月から慈生会病院/南東北グループの施設に

東京病院
 総合南東北病院を中軸とする「南東北病院グループ」に、また病院が加わり4月1日から運営がスタートします。東京都中野区江古田三丁目15-2にある社会福祉法人慈生会附属慈生会病院です。
 この江古田地区には、既に南東北グループ施設として社会福祉法人「南東北福祉事業団」附属の「東京総合保健福祉センター江古田の森」(江古田三丁目14)が開設されていますが、ここに近い場所でカトリック系病院として医療を展開してきた二次医療機関の慈生会病院が、昨年12月に南東北グループ内の医療法人健貢会と運営委譲について正式調印し、今年4月1日から南東北グループ病院(東京病院)として再スタートを切ることになったものです。
 同病院は診療科目として内科・呼吸器科・循環器科・脳神経外科・心療内科など21科目を標榜しています。また手術室5室をはじめCT、MRIなどの医療機器を備え、ベッド数は一般病棟が160床、回復期リハビリテーション病棟が105床の合わせて265床となっています。病院敷地面積は9,090m2。これで江古田の森福祉施設の関連病院として、双方の連携がとれることになりました。

看護部で研究発表会質の向上目指す15の演題

 3月6日(土)午後1時30分から総合南東北病院NABEホールで、平成21年度看護部看護研究発表会が開催され、約100人が参加しました。
 これは、研究によって得られた知識や理論を看護実践に活かし、看護の質を高めることを目的として毎年行われているもので、今回は「術前オリエンテーションに対する看護師の意識」「がん性疼痛にて医療用麻薬を内服している患者の思いとニーズ」など15の演題が発表されました。発表者は患者さんやスタッフの協力で得た研究の成果をわかりやすくまとめていました。その後、鈴木恒子看護部局長、教育担当の堀口ひろみ看護師長から講評を受けました。また発表に対する質疑応答も活発に行われ、更なる看護の質の向上のため有意義な発表会となりました。

15の研究成果が発表された会場

看護研究とは
 看護学に関して、看護の視点から看護の科学的根拠を明らかにして、法則性を見出し、看護の学問領域における理論的な位置づけを確立することを目標に行われる学問です。

陽子線センターを紹介する本が出版

 南東北がん陽子線治療センターは順調な歩みを進めていますが、このセンターを紹介する本がこのほど出版されました。タイトルは「福島孝徳とチームプロトン 陽子線が拓く21世紀のがん治療」(徳間書店)。切らずに、外来で仕事をしながら治療できる究極の最先端がん治療である陽子線(プロトン)治療について全てを紹介している単行本です。(定価1、575円)

病院の食事に感謝〜患者さんから礼状〜

 南東北がん陽子線治療センターで約3ヶ月入院して退院しました。この間、栄養士さんはじめ、皆様には感謝でいっぱいでございます。病室まで何度となく出向いて頂き、口の中の痛みで食事も摂れないでいた私に、何百食かそれ以上かも知れない人数の調理をしているにもかかわらず、一人ひとりに合わせて食べやすいように調理して頂きました。心より感謝の気持ちでいっぱいです。
 他の病院、また大学病院などでは患者さんの希望は聞いてくれません。持病の有る方はカロリーを抑えるだけの食事か、おかゆなどで、それ以外の患者の希望は受けてくれません。それが普通なのかも知れませんが……。
 ここでは我が儘を聞き入れて頂いた上に、盛り付けがきれい、味がよい、食器やお盆がとてもきれい、など全てに感心させられました。食事って見た目が一番ですね。痛みで食べられず残すことが一番申し訳なく、辛かったです。入院間もない頃は“おいしい、おいしい”できれいに食べ、もっと欲しかった位でした。お米もツヤがありコシヒカリだ、と思いました。こんなおいしいものを残すなんて、自分が許せなかったのです。
 それに、カロリーの高い飲み物も教えて頂き体力が付きました。毎日配膳して下さる方も優しい心遣い、礼儀正しさ、頭が下がる思いでした。私自身も大変勉強になりました。本当に有り難うございました。健康にお気をつけて、おいしい食事作りにお励み下さい。
(M・O 女性)
トップページへ戻る