外国から来院相次ぐ/PET・陽子線の視察など

PET健診を受ける中国関係者

 世界の最先端がん治療センターを目指す総合南東北病院・南東北がん陽子線治療センターに検診や治療、視察の目的で外国からの来院が相次いでいます。
中国
 いま中央省庁が進めているメディカルツーリズムの流れに沿って、県では中国富裕層を対象に総合南東北病院PET検診と県内観光を組み合わせたツアールート確立を目指し、そのモニターツアーが4月15日から18日まで実施されました。今回のツアーには上海市浦東新区浦南病院の医師や旅行会社の関係者、同市経済界関係者ら6人が参加、県観光交流課の担当者の案内で4月15日に福島空港に着き、16日に当院でPETがん健診を受けたあと磐梯熱海温泉に一泊。17日に裏磐梯や会津若松市などを訪れて観光を楽しみ、18日に帰国しました。県では今回モニターツアーを通じて医療観光ツアーを検証し、今後の商品化に向けて検討を進める方針です。なお、総合南東北病院と浦南病院は5月初めに国際医療連携の協定を結び調印しました。これでPET検診の結果通知や経過観察は浦南病院で行うことになりました。
サウジアラビア

陽子線の施設を視察する
ゴサイビ大臣(左から2人目)

 日本とサウジアラビア合同委員会に出席していたサウジのゴサイビ経済企画相ら一行11人が5月8日(土)に総合南東北病院を訪問、最先端のがん治療を視察しました。増子輝彦経済産業副大臣が同行、まずPET検診装置を見たあと、南東北がん陽子線治療センターで渡邉一夫理事長からがんの早期発見や、陽子線による優れた治療結果などの説明を受けました。
 ゴサイビ経済企画相は「素晴らしい医療技術に感銘を受けました。郡山の地と優れた医療施設を訪れることが出来て感謝しています」と語りました。今回の訪問は医療ツーリズムの推進と、日本・サウジアラビア間の経済産業分野での技術協力推進の一つです。

東京病院で開院式典/リニューアルオープン祝い

 4月1日から南東北グループ病院となった医療法人財団健貢会東京病院(東京都中野区江古田三丁目15-2)の開院記念式典が5月8日(土)に中野サンプラザで開かれ、新しいスタートを祝いました。

紹介される医師の皆さん

 式典には衆議院予算委員会の鹿野道彦委員長や中野区の田中大輔区長はじめ都内の行政・大学・医療関係者など約200人が出席。渡邉一夫理事長が「このたび、中野区で中核的な病院としての役割を果たしてきた慈生会病院の運営を私ども南東北グループが引き継いで、東京病院としてリニューアルオープンしました。今後、地域の方々に専門的な医療を提供して病める方々のお役にたてるよう、邁進いたします。また隣接する東京総合保健福祉センター江古田の森との連携を深め福祉面でも貢献して参ります」とあいさつしました。続いて渡邉貞義院長あいさつ、鹿野委員長、田中中野区長が来賓祝辞を述べました。
 笹沼仁一院長代行が南東北グループと東京病院の内容を説明し、病院医師を紹介しました。韋晴明中野区医師会長の発声で乾杯し懇談しました。

本当に病院の院是のとおり〜患者さんから礼状〜

 70歳にして初めて乗った救急車、そしてがんの宣告=AICUでの先生の「手術は成功」のご報告、涙が出ました。救急の際の武田先生、そして手術の樫村先生のご尽力、看護師さん皆様方の親身になった介護の数々、感謝の念で一杯です。本当に有り難うございました。また今後とも通院でお世話さまになります。(三春町 Y・S 72歳 男性)
 この度の主人の入院、手術に際し、検査から始まり主治医の樫村先生をはじめ大勢の先生方の手厚いお心に触れ、有難く御礼申し上げます。16病棟の看護師長さん以下看護師さん皆様方の昼夜の手厚い看護に感謝いたします。病院のモットー「全ては患者さんのために」は本当にその通り、全てのチームで治療と看護をして頂き、私も主人もまた頑張る力が湧いてきました。有り難うございました。(三春町 Y・Sの妻 67歳女性)
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