院内感染対策を学ぶ

手洗いなどをシミュレーションする参加者

職員を対象にした研修会
 総合南東北病院では患者さんの院内感染を防ぐため、院内感染対策室を設置して、常日頃から対策を進めています。その一つとして、職員を対象にした研修会が5月18日(火)午後6時から開催されました。
 会場の病院北棟1階のNABEホールには職員約200人が参加、院内感染管理担当の高木光恵看護部主任が「感染予防の基本=標準予防策と病院環境整備」の演題で講義しました。高木主任は「病院における感染対策の目的は@患者さんを守ることA自分を守ること、の2つがあります。つまり、私たちが感染させないこと、と、私たちが感染しないこと、が重要です」と語り、感染の経路や、感染予防の方策など詳しく説明しました。また、効果的な手洗いや個人防護具(手袋、マスク、エプロン)の着脱方法などを参加者と実際に行って見せるなどのシミュレーションを行い、参加者たちも理解を深めていました。

口腔外科が扱う病気

【親知らずの抜歯】
 経験豊富な口腔外科医が患者さんの負担を最小限に抑え、安全に抜歯します。また、恐怖心の強い方には、入院下で静脈内鎮静法や全身麻酔下で無痛抜歯をすることもできます。各地域の歯科の先生から紹介をいただいた時には、抜歯など外科処置を速やかに行い、すぐ紹介元の先生のもとで歯科治療を続けられるよう連絡を密にとります。重篤な病気をお持ちの患者さんも同様で、本病院のバックアップのもとに抜歯などの外科処置を行い、かかりつけの歯科医院と協力、安全な歯科医療を提供します。
【口内炎・口の粘膜の病気・炎症】
 口の中は細菌がたくさん住み着いています。体調不良、ストレスや栄養不良によって自己の免疫力が低下し、口内炎や口の粘膜がただれて炎症を起こすことがあります。まずはお薬で病気を治しますが、再発防止のため口腔ケアを積極的に行っています。
【気になる腫れ(嚢胞や腫瘍】
 粘膜下に袋状にできる嚢胞や良性腫瘍が口の中にもできます。いずれも良性疾患なので、命に関わることは少ないのですが、炎症を起こしたり、腫瘍は徐々に大きくなります。まれに悪性化することもあります。小さいうちに取ることがお勧め。

南東北グループ年報

22年度版が完成、発刊 〜発展する足跡が明らかに〜

出来上がった平成22年度版年報

 平成21年度中の総合南東北病院はじめ財団・社会福祉法人・三成会・健貢会の附属医療福祉施設の活動状況を1冊にまとめた「平成22年度南東北グループ年報」が出来上がり、5月31日に発刊されました。これで年報は11冊目となりましたが、グループの発展ぶりを如実に示してページ数は203ページと前年より21ページ増えています。
 新たに年報に収録されたデータは一般財団法人脳神経疾患研究所の組織図、「年間の主な活動」としては@泉崎診療所・老健施設スタートA認可病床数が449床にBもの忘れ・がんPETドックの開設C新バージョンでの病院機能評価の認証取得DJCI認証の取得へ始動Eインドネシア看護師2人受け入れF救急センターと放射線治療棟の増設G東京病院がグループ施設にHICT・リンクナース院内感染対策活動、などがあります。

介護難民にならずに済んだ〜患者さんから礼状〜

 ゴールドメディアでお世話になりました者の家族です。皆さんの、誠実で献身的な姿には感動で胸が熱くなりました。良き手本、励みとなり、私も悔いなく頑張ることが出来ました。
 ゴールドメディア退所のあとの生活に必要な家の改造への助言や、私どものトラブルにも快く対応して頂き、介護難民にならずに済みました。いろいろお世話になり、心から感謝いたしております。総合南東北病院でもスタッフの綿密な連携により手厚い看護をして頂きました。感謝でいっぱいです。(K・W)
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