広報誌 南東北

第220号

口腔外科が扱う病気(その3)

顎関節症
 固い物を噛んだり、急に大きなあくびをしたり、歯ぎしりやくいしばりの癖があったりすると、顎関節やその周囲の筋肉に痛みを生じることがあります。筋肉のみの痛みであれば、筋肉のマッサージや温めることで改善することがありますが、治らない場合や顎関節痛の場合は、スプリントというマウスガードを装着することで改善することができます。ごくわずかですが治らない場合があります。その場合はMRIで顎関節を精査し、関節腔に注射をすることがあります。また、必要に応じて関節腔に内視鏡カメラを挿入して手術します。
顎変形症(受け口など)
 大学病院の矯正歯科や専門の歯科矯正医と連携し、アゴの変形を手術で治療しています。
アゴの骨折などの顔面外傷
 救急で来院される方が多いと思います。顎・顔面領域を中心に骨折などの外傷手術も行っています。
唾液腺の病気
 口が乾くドライマウスが高齢者に急増しています。それ以外でも唾液腺の炎症や腫瘍などの治療を行っています。
口腔心身症
 ストレスなどで生じる舌痛症などを心のケアを行いながら積極的に行っています。
顎顔面補綴
 事故や癌の手術により顎や顔面の皮膚欠損の患者さんに対し、高度の補綴治療を行っています。

平成24年春の開院目指し、新百合ヶ丘病院(川崎)が着工

新百合ヶ丘病院の完成予想図

 南東北グループにとって平成22年度以降の一大プロジェクトとなる、神奈川県川崎市麻生区の新百合ケ丘総合病院の建設がいよいよ始まりました。
 グループの医療法人三成会が開設者となる新病院は病床数377床。診療科目は内科・神経内科・脳神経外科・整形外科・心臓血管外科・呼吸器科・産婦人科・小児科など19科目。小田急線で新宿から25分の新百合ケ丘駅から徒歩で10分の新百合山手と呼ばれる場所に、敷地面積52、800u、延べ床面積32、250uの地下2階、地上6階建てのビルが出現します。住所は川崎市麻生区古沢255-7。事前の準備も進み、6月8日(火)に取り付け工事の地鎮祭が行われ着工しました。このあと本体工事の地鎮祭・起工式が行われ2012年(平成24年)春の完成を目指します。
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