広報誌 南東北

第227号

髪のケアについて

髪は健康のバロメーター

 髪は皮膚、爪と同様に「健康のバロメーター」と言われています。身体に吸収された栄養は皮膚や髪や爪よりも内臓や脳、神経で優先的に消費されます。ですから、髪などの状態が良いということは、そこまで栄養が行き渡り、身体全体の栄養状態が良いということになるのです。髪の状態が思わしくない、という方は生活習慣や食事のバランスなど、もう一度チェックしてみてはどうでしょうか。
染髪
 髪の健康は身体の状態だけでなく、髪のケアによっても影響を受けます。最近は髪を染めている方が増えてきました。専門家によるケアを受けながら染めるのではなく、ご自身で染めている場合は髪に思わぬダメージを与えていることがあります。
洗髪
 間違った洗髪方法によっても、髪は傷んでしまいます。約60年ほど前は「5日に1度はシャンプーを」というコピーがシャンプー商品の宣伝として、新聞広告に掲載されていました。それから30年経つと「朝シャン」という言葉が流行語になります。この頃から毎日、洗髪を欠かさない、という方が増えたように思われます。
 このような毎日の洗髪方法が間違っていると、髪が傷んでしまいます。髪を洗う場合の注意点としては@髪を擦り合わせて洗わないA熱すぎるお湯を使わないB地肌を爪で傷つけない、などが挙げられます。髪の毛同士を擦り合わせることは髪のキューティクル(髪の表面を覆っている部分)が剥がれる原因になります。熱すぎるお湯は地肌に必要な油分を失わせ、爪によって傷ついた地肌は結果的に抜けやすくします。シャンプーは髪や地肌に付いた汚れやホコリを落とすことと考え、やさしく丁寧に行って下さい。

洗髪方法によって傷みます

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