広報誌 南東北

第229号

半身浴でリラックス

水圧の圧迫避ける/長目に入ることで循環よく

身体にやさしい半身浴
 お風呂が気持ちよい季節になってきました。しかし、熱いお湯に肩まで浸かってしまうと血圧が急激に上昇するだけでなく、心臓や肺に水圧がかかってしまいます。そこでお勧めは、身体にやさしい入浴方法の1つである「半身浴」です。半身浴は入浴時の血圧の急上昇が少なく、水圧による心臓や肺への圧迫も避けられます。また血行を良くして身体を芯から温めるので冷え性、肩凝り、筋肉痛、軽度のかぜにも効果があります。
ポイントはお湯の温度
 半身浴は通常の入浴よりも長い時間入ることで、身体の表面だけでなく体内を循環している血液も温めます。このため身体が芯から温まり、風呂から上がっても冷えにくくなります(図参照)。つまり、半身浴には長く浸かっていられないような熱めのお湯ではなく、38〜40度ぐらいのぬるま湯が適しているのです。
どうやるの?
 胸の下あたりまでお湯に浸かり、額に汗がにじんできたら湯船から出ます。入浴中に寒さを感じたら乾いたタオルをはおったり、肩にお湯をかけると良いでしょう。また別掲の「安全で心地よいバスタイムのために」のように、入浴の前後にも気を配ると一層身体に負担をかけない入浴になります。
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