広報誌 南東北

第230号

足に優しい歩き方

キーワードは「姿勢」と「靴」

 歩くことは健康増進のために様々な効果をもたらします。血液中のコレステロールや中性脂肪を減少させたり、生活習慣病の予防や治療、骨の強化、更年期障害の改善、ストレス解消、といった効果が知られています。さらに、運動することの刺激によって脳が活性化されます。集中力がついて思考能力が高まり、脳の老化防止にも役立ちます。
 しかし、歩き方に問題があると、ひざや腰に痛みをもたらし、それほど歩いていなくても、すぐ疲れるようになります。身体に負担となるような歩き癖を直して、健康な歩き方をマスターしましょう。キーワードは「姿勢」と「靴」です。
姿勢
@あごを引き視線は真っ直ぐに。背筋も真っ直ぐにして。下を向いていると猫背になりますA歩幅は狭すぎないように。ひざを伸ばすように歩くとよいB荷物は片手だけで持たず、ときどき持ち替えましょうCひざが痛いときは杖やひざのサポーターを活用しましょう。階段では手すりを利用し、一段ずつゆっくり進むなどの工夫をしましょう。
@つま先に1センチ程度の余裕がある靴を選びましょう(歩いているうちに足に血液がたまり、むくんだ状態になるため)A靴は甲の高さが合っていること、底に柔軟性があること、ヒールが低いこと、かかとを包み込むデザインのものB外反母趾の予防には、横幅が広すぎず狭すぎず、つま先が広い靴をCお年寄りには軽くて柔らかい素材、靴底が滑りにくい靴を。
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