広報誌 南東北

第230号

ロハス

 最近、日本でも広まりつつある言葉に「ロハス」があります。ロハスとはLife-styles Of Health And Sus-tainability≠フ頭文字LOHASで、「健康的で持続可能性のある生活スタイルを大切にしよう」という考え方を表す言葉です。今は物が溢れ、探せば欲しい物が大抵は手に入る時代です。しかしこの後、10年先、50年先、100年先でもこの生活を維持できるのでしょうか。豊かに見える一方で、環境破壊は進み、ストレス疾患や生活習慣病の患者さんが増える現実があります。そう考えると、今の世は期限付きの豊かさのように思えてなりません。
 この現状の中で、視点を変えて「環境や健康を大切にした習慣を取り入れていくことで、持続可能な生活を実現していこう」というのがロハスなのです。といっても、ロハス生活とは決して難しいものではないのです。環境・健康・運動・食べ物・人間関係などの様々なアプローチ方法があり、出来ることから始めればいいのです。
 例えば、使い捨てを減らすことを心掛け、買い物袋を持参してレジ袋を断る、割り箸は使わない、繰り返し使えることを基準にした目で物を選ぶ、などが環境を大切にすることに繋がり、ロハス的生活の第一歩となるのです。禁煙、節酒、食生活の見直しなどで生活習慣を改めることも、健やかな心身を持続可能にするロハスなのです。

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