広報誌 南東北

第233号

スイカ

利尿作用で「むくみ」改善

スイカの原産地はアフリカ中部の砂漠地帯といわれ、中国からみて西域のの中央アジアから伝わったため、「西から来た瓜」ということで「西瓜」と呼ばれるようになりました。ですからウリ科で、キュウリ・メロン・南瓜などの仲間です。
その栄養
英語でウォーターメロン≠ニいうように、成分の90%以上が水分、残り10%近くは糖分です。荷重にはカリウムやシトルリンが含まれています。カリウムは利尿作用があり、むくみを改善したり尿と一緒に余分な塩分を排泄し高血圧や動脈硬化に効果がある、と言われています。シトルリンはアミノ酸の1つで、スイカの学名「シトルラス・ブルガリス」から名づけられました。スイカ、キュウリ、メロンといったウリ科の植物に多く含まれ、体内に吸収されると他のアミノ酸とともに体内で発生するアンモニアを分解して体外に排出する働きがあります。さらに、スイカの果肉にはリコピンが含まれています。赤色の成分がそれです。このリコピンはトマトにも含まれている成分で、身体に有害な活性酸素を分解して老化や動脈硬化、脳卒中、がんなどを予防する大きな効能があると言われています。
スイカの大きな特徴
西瓜の甘味は果糖によるものですが、これは冷やすと甘くなる性質があります。ですからスイカは冷やして食べると食感がよくなるだけでなく、甘味も増すのです。
(参考:食べ物栄養辞典、果物普及啓発協会HP 栄養管理科 宗形綾子)
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