広報誌 南東北

第234号

お薬手帳について

とっさに大いに役立ちます

みなさんはお薬手帳を持っていますか?お薬手帳とは処方されたお薬の名前や飲む量、回数、飲み方、注意点などの記録(薬歴)を残すための手帳です。この手帳があると、どのようなくすりをどれだけの期間服用しているか、患者さんはもちろんのこと医療従事者側、家族の方も認識することができます。複数の医療機関にかかっている場合や、医師に自分がどんな薬を服用しているのかを知らせる事によって同じ効果の薬が処方されることも防ぐことが出来ます。
お薬手帳は保険薬局で手に入れることが出来ます。市販薬を買った場合や健康食品を飲んでる場合にも記録するといいでしょう。お薬手帳に記録する場合、薬局によってはシールなどを発行してもらえるところもあります。その場合、情報提供料が必要になります。おくすりの説明書などを渡された場合、それを手帳に張ってもいいでしょう。
お薬手帳に記録されるものの例を挙げます。
@既往症の有無Aくすり、食物に対するアレルギーの有無とその症状B薬を飲んだ後の体調の変化などCよく飲んでいる一般用医薬品(市販薬)や健康食品D氏名、性別、生年月日、血液型、住所、電話番号、緊急連絡先、かかりつけ医、かかりつけ薬局などの基本情報E質問欄、
などが主に記載されるお薬手帳の内容です。このようなものが記録されている手帳を持っていると、急に病院にかかった場合や入院することになった場合に非常に有効です。このようにしてみると、お薬手帳は非常に便利で非常に有効なものといえます。これを機会にお薬手帳を持ってみてはいかがでしょうか。
 (薬剤科 菅原麻貴)
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