広報誌 南東北

第235号

がんの早期発見

被災者・被災企業対象に
総合南東北病院を中心とする一般財団法人脳神経疾患研究所附属の各医療施設では今回の東日本大震災被災者の医療・健康維持について支援の手を差し伸べていますが、さらに新しく9月1日から「震災復興健康支援キャンペーン・がんの早期発見」のコースを開始しています。
対象は「福島県全域で被災された方、および被災企業の社員」で、その健康管理対策として南東北医療クリニックPETセンターで@PETによる検査(頭部〜膝)ACTによる検査(胸部)、を行なうコースです。結果は検査終了後、10日前後に郵送でお知らせします(検査当日の医師による結果説明はありません)。料金は30、000円(税込)。期間は9月1日から12月30日までに予約された方。この機会にぜひ多くの方々に利用して頂いて、がんはじめ各種の検査に役立ててもらえば、と願っています。
ただ、予約ワクに限りがあるため希望する日時に沿うことが出来ない場合はご了承頂きます。
問い合わせ先は南東北医療クリニックPETセンター(〒963-8052 郡山市八山田七丁目161、TEL0120-373-107=フリーダイヤル)となっています。

熊本市 日本臨床医療福祉学会

31の演題で研究発表

熊本市で開催された日本臨床医療福祉学会
総合南東北病院の渡邉一夫理事長が協議会理事長を務めている日本臨床医療福祉学会の第9回学会が8月20日と21日に熊本県熊本市で開催され、南東北病院グループから31の演題にわたって、これまでの研究成果を発表しました。
今回の学会は熊本市を中心に医療・福祉グループを展開している医療法人社団大浦会が中心になって開催したもので、医師だけでなく看護師・リハビリ・介護の各部門、さらには民間企業からも多種多様な職種が一堂に会して熱心なディスカッションを展開しました。南東北グループからは60人が出席し、渡邉理事長も特別講演の講師、座長などを務めました。
特に20日(土)は熊本テルサで一般市民を対象にした市民公開シンポジウムが開かれ、渡邉理事長はじめ南東北医療クリニックの瀬戸口腔がん治療センター長、菅野心臓・循環器センター長が放射能や喫煙がもたらす健康被害について講演し、注目されました。

「放射能の危機を考える会」で集会

無税特区の実現を

郡山駅前集会では署名活動も
東京電力福島第一原子力発電所の事故で放射能を撒き散らされている福島県の復興を目指す「放射能の危機を考える会」では8月22日午後、郡山駅前広場で設立後初めての街頭集会を開催しました。会の代表世話人となっている総合南東北病院の渡邉一夫理事長らが「国の適切でない震災対策を乗り越えて、福島県の無税特区化を実現すべき」など、国に対する提言の内容を市民に訴えて賛同の署名活動を展開しました。
「考える会」は郡山市を中心にして経済界、教育界、医療分野など各界の有力者約300人が会員となって、福島県への特別な復興策を要望、実現を図ってゆく運動を展開中です。特に目下は県内で200万人の署名実現を目標にして、国の第3次補正予算編成を前に政府に訴えることにしています。この署名活動は総合南東北病院はじめ南東北グループ各施設でも行なっておりますのでぜひご理解の上、署名にご賛同ください。
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