広報誌 南東北

第236号

医療費の控除

確定申告で控除を

私たち誰しも不慮の事故や入院で多額の医療費を払う場合が無いとはいえません。でもそんな風に払った医療費が一定の金額以上になると手続きすれば一部控除されることをご存じですか。
医療費控除とは、医療費が多くかかった年にその医療費の負担を少しでも軽くするためにかかった医療費の一部を税金から控除することです。自分や生計を一緒にする配偶者、他の親族等が重い病気やけがなどで支払った医療費がある場合、以下の算式で計算した金額を医療費控除として所得税から差し引くことが出来ます。対象期間は、その年の1月1日から12月31日までに実際支払った医療費に限ります。未払いの医療費は実際に支払った年の控除対象となります。
医療費控除額の計算方法は、「1年その年中に支払った医療費―保険金などで補てんされる金額―10万円、または所得金額の5%のどちらか少ない方の金額=最高200万円まで」です。ここで言う「保険金などで補てんされる金額」とは、生命保険契約などの医療保険金、入院費給付金や社会保険などから支給を受ける医療費、出産育児一時金、医療費の補てんを目的に支払いを受ける障害賠償金等です。
医療費控除の対象となる医療費は、病状などに応じて一般的に支出される水準を著しく超えない部分の金額が対象になります。対象となるケースは細かく規定されていますので市町村の役所窓口か税務署にお問い合わせ下さい。
控除を受けるための手続きは@医療費控除に関する事項を記載した確定申告書を提出する必要があります。Aその際医療機関や医師などが発行した領収書などを添付するか確定申告の際に提示する必要があります。

 

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