広報誌 南東北

第238号

タラ

体重コントロールにおすすめの食材

タラはタラ科の魚の総称でマダラ、スケトウタラ、コマイなどが挙げられます。一般にタラとはマダラのことを指します。また漢字で書く鱈(たら)は文字通り冬に多く捕れる魚という意味です。
栄養
タラの特徴は脂質(0.2g/100g当り)が少なくたんぱく質(17.6g/100g当り)が多い点。脂質が少ないため低カロリーで身がやわらかく、子どもからお年寄りまでお勧めの魚です。低脂質、高たんぱく質のため体重コントロールをしたい人にも最適の食材と言えます。また、グルタミン酸、イノシン酸を含んでいるため旨みもあります。
種類と食べ方
●マダラ
生や甘塩の切り身なら、ちり鍋やフライ、ソテーなどに。素干しにしたものが棒ダラ、塩干しにしたものが塩ダラです。
●スケトウダラ
マダラより肉質に水分が多く、身が崩れやすいので、すり身や開き干し、すき身ダラに加工して利用します。卵巣は塩漬けしタラコ、辛子明太子にします。
●コマイ
主に塩干品。珍味のおつまみに加工されます。
選び方
切り身は身に透明感があり、ほのかにピンクがかった色で弾力のあるものが鮮度の良いもの。逆に身が白く不透明なもの、皮が白っぽいものは鮮度が落ちている可能性があり避けた方がよいでしょう。
保存
生タラの場合は、軽く塩をしたあと余分な水分を取り1切れずつラップし冷蔵庫に保存、早めに使い切りましょう。冷凍保存する場合は、細胞組織を破壊しないように急速冷凍しましょう。
(参考:食べ物栄養辞典、ぐるナビレシピHP 栄養管理科 宗形綾子)

 

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