広報誌 南東北

第238号

内臓脂肪と肝脂肪の減少には?

筋トレより有酸素運動

今月は脂肪減少に関する話題です。今年8月にデューク大学メディカルセンターが「内臓脂肪と肝脂肪の減少に効果的なのは、有酸素運動か筋トレか?」というタイトルの研究結果を発表しました。
内容は18歳から70歳の脂肪代謝に異常のある男女249人を対象に8カ月にわたり、筋トレグループと有酸素グループ、両方を実施する3グループに分けて実施しました。
その結果、有酸素グループは内臓と肝臓の脂肪、インスリン抵抗性および腹部の皮下脂肪も減少しました。
一方、筋トレグループは腹部の脂肪が減少しましたが、それ以外の効果は認められませんでした。また両方を実施したグループは有酸素グループに比べて特筆すべき効果も認められませんでした。
結論として肥満者が脂肪減少を目的とするためには筋トレより有酸素運動がより効果的だと言えます。但し今までの記事の中でも話していますが、筋トレには慢性疾患リスクの軽減や広義の健康促進効果が高いこともお忘れなく。さらにミッキーマウスの風船から空気を抜いても形はミッキーマウスのままであるように、身体の線やスタイルを美しく整えるためにも筋トレは必須事項となります。
(エルフィット チーフトレーナー 仲田貴之 郡山市八山田3-8-3 TEL024-991-1045)

 

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