広報誌 南東北

第243号

使命感と奉仕の精神を!

南東北G新入職員歓迎会・観桜会

事業計画などを決めた総会
南東北グループの平成24年度観桜会・新入職員歓迎会は、4月16日(月)午後6時半から郡山市虎丸町のホテルハマツで盛大に開かれ、新入職員たちの前途を励ましました。
歓迎会には総合南東北病院はじめ南東北グループの各施設に勤務する職員や新入職員、来賓など合わせて約1200人が出席。渡邉一夫理事長が「使命感と奉仕の精神を持ち、南東北グループ一丸となって前進しよう」とあいさつした後、これに応え今年グループに入った324人の新入職員を代表して研修医の遠藤雄大先生が「グループに仲間入りした誇りと自覚を持ち、常に自己研鑽に励みます」と誓いの言葉を述べました。
来賓を代表して増子輝彦参議院議員、太田和美衆議院議員、滝田三良前全国人権擁護委員連合会長、新井田傳幸楽苑社長が新入職員たちにお祝いと励ましの言葉を贈りました。ついで丹治一郎郡山商工会議所会頭の音頭で乾杯し観桜会の祝宴に入りました。
祝宴の中でNABE塾の第5期生修了式が行われ、渡邉理事長が修了者53人に修了証書を手渡しました。
歓談の間、演壇では所属部署ごとに新入職員の紹介、心臓・循環器センターの菅野惠先生はじめスタッフによるサックス、トランペットなどの演奏も行われ、観桜会らしい賑やかな雰囲気。最後に寺西寧総合南東北病院長が中締めし閉会しました。

認知症の公開講座を予定

県言語聴覚士会で総会・講演会

歓迎会で祝福される新入職員ら
平成24年度県言語聴覚士会総会・講演会は4月15日(日)に郡山市の総合南東北病院NABEホールで開かれ、認知症に関する市民公開講座を年度内に開催するなど今年の事業計画を決めました。
県内から言語聴覚士ら約120人が出席。同会長で総合南東北病院神経心理学研究部門の佐藤睦子先生が「昨年は東日本大震災の影響により一部地域で言語聴覚士不足や物資不足に悩まされたが、県内外の多くの方々のご協力、ご支援のお陰で困難を乗り越えることができた」と感謝の言葉を述べました。
福島県の復興を目指し活動、研究を強化する今年の活動方針と事業計画を決めたあと国際メディカルテクノロジー専門学校の猪川一裕先生が「言語聴覚士の教育を考える」と題し講演。「年々言語聴覚士の求人が増え、病院や施設での期待が高まっている。養成校では専門知識など学力向上と同時に社会性やコミュニケーション能力などを伸ばす必要がある」と強調しました。

23年度は過去最高の7025件

総合南東北病院の手術件数
平成23年度中に総合南東北病院で行われた手術件数は、7,025件となり、前年を上回り過去最高記録を更新しました。年間の手術件数が6000件を超えたのはこれで4年連続、7000件をオーバーしたのは初めて。前年に比べて540件の増加です。
東日本大震災が発生した前年3月は431件に落ち込みましたが、3月22日から診療・手術を再開したため4月から震災前に回復し、8月は664件と一カ月当たり件数では過去最高をマーク。昨年度だけで600件以上が5カ月にも上りました。
診療科別では眼科がトップで1810件、外科1048件、整形外科825件、脳神経外科が746件、形成外科が745件、泌尿器科が488件、耳鼻咽喉科が461件、心臓血管外科が283件と続いています。前年に比べると眼科が大幅に441件も増えたのをはじめ外科が68件、整形外科が56件、泌尿器科が41件、耳鼻咽喉科が54件、心臓血管外科が52件それぞれ増加。しかし形成外科が51件、脳神経外科が29件、産科が28件(手術数47件)それぞれ減少し、大震災の影響とみられる数字を示しました。

救急搬送も最高記録更新

患者数は5,781人
昨年4月から今年3月末までの間に郡山市の総合南東北病院に搬送された救急車の台数は5,722台、運び込まれた患者さんは5,781人に上りました。5000台を突破したのは2年連続で、前年度に比べて台数で468台、患者数で446人増え、いずれも過去最高記録を更新しました。中でも500件を超えた月が前年3月(646台・611人)に引き続き4、7、8月と23年度上半期だけで3カ月あり、東日本大震災の影響が尾を引いていたものと見られます。
また診療時間外に救急外来を受診した患者さんは年合計19,172人に上り、前年度より506人増えました。
当院は、今後も救急医療を柱に地域医療のために貢献していく方針です。
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