広報誌 南東北

第244号

川崎・新百合ヶ丘総合病院

8月開院に向け建設最終段階

完成間近の新百合ヶ丘総合病院
本年8月の開院を目指して南東北グループが総力をあげて取り組んでいる、新百合ヶ丘総合病院(神奈川県川崎市麻生区)の建設工事は最終段階に入りつつあります。建物の一部は外側にかけられていた工事用のシートが取り払われてその姿を現す一方、内部でも外来エリアや病室などの工事が急ピッチで進んでいます。同病院の開設については5月8日付の日本経済新聞の東北版・神奈川版で大きく報じられたのをはじめ、新聞や医療雑誌に取り上げられるなど、期待と注目を集めているところです。
新百合ヶ丘総合病院は、神奈川県北部の病床数不足の解消を目的に、南東北グループの医療法人社団三成会(須賀川市)が川崎市から病院開設者として選定されたことを受け、平成22年9月に着工しました。地上6階地下2階建てで、延べ床面積は3万2250平方b。グループの病院では8か所目、病床数377は郡山市の総合南東北病院に次ぐ規模です。当面の目標として外来患者数は1日平均1,000人、手術は年間5,000件を目指します。近い将来、首都圏におけるグループの一大医療拠点に成長する見込みです。
同病院には、がんの発見・診断に役立つPET(ポジトロン断層撮影)装置を川崎市で初めて2台導入するほか、核磁気共鳴画像装置(MRI)、手術ロボットや放射線治療装置サイバーナイフなどの先端機器が揃う予定です。また、東日本大震災での教訓を生かして病院の敷地内にヘリポートも備えるのも大きな特徴です。
川崎市から要望のある救急医療をはじめとする地域医療の充実に向け、新百合ヶ丘総合病院では脳神経外科など主要な診療科目を全て標榜して対応。地元の医師会や医療機関とも密に連携を図ることで地域医療に大きく貢献していくことにしています。

平成24年度版南東北G年報発刊

満30歳°L念事業も特集

発刊された24年度版南東北グループ年報
総合南東北病院を中心とした南東北グループの平成23年度の活動状況をまとめた「平成24年度版南東北グループ年報」が、このほど出来上がり、5月21日に開かれた一般財団法人脳神経疾患研究所の理事会に提出されました。
今回の年報では東日本大震災で被災する中、12月1日に創立30周年を迎えた総合南東北病院の記念事業を「特報」として9ページにわたり特集しています。12月4日の創立30周年記念式典の様子を写真を交えて収録しているほか、30周年記念誌「アドバンスW」の発行、今年3月9日に郡山市のホテルハマツで主催した「健康フォーラムin福島2012〜福島県に元気を」などが掲載されています。
年間の「主な活動」では「南東北新生病院の開院」、「放射能の危機を考える会の発足」、「当院で初めてのがん化学療法看護認定看護師が誕生」、「ロシア医療機関と医療連携協定を締結」、「外来の新案内システムが稼働」、「泌尿器科で最新のレーザー治療開始」-などを取り上げています。

「看護の日」特別記念イベント

看護の心をみんなの心に

市民でにぎわった看護の日特別記念イベント
「看護の日」にちなんだ総合南東北病院の特別記念イベントが5月12日(土)、同病院1階受付前の待合ロビーで開かれ、健康と看護の大切さを市民に呼びかけました。
看護の日は、近代看護の礎を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ1991年、旧厚生省が制定し、毎年5月12日を含む週の日曜日から土曜日までを「看護週間」として様々な行事を繰り広げており、今年のメインテーマは「看護の心をみんなの心に」。当院では、今年は高齢社会を支える地域住民の方々に看護やケアへの理解を更に深めて貰おうと「気軽に看護に触れてください」を合言葉に企画しました。
会場には血圧測定や体脂肪測定などの健康チェックコーナーはじめ看護・介護・栄養などに関する相談コーナー、心肺蘇生法の体験コーナーも設けました。また感染症の予防を徹底を目指してきちんと手洗いが出来ているかどうかをチェックするコーナーもあり、看護師たちが訪れた市民に正しい手洗い方法を指導しました。来場した市民には健康に関する資料が配られましたが、健康チェックの質問や相談も多く、健康に対する関心の高さを見せていました。
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