広報誌 南東北

第245号

熱中症にご注意

水分補給はこまめに

ここ数年夏といえば「熱中症」が話題になりますが、日中の最高気温が25度を上回る夏日が各地で相次いでいます。電力各社が節電要請をきめたことからエアコン使用などを控え熱中症患者が増えることも予想されるため気象庁は6月1日から高温注意情報の発表を開始しました。
熱中症は日射病や熱射病の総称。高温環境下で体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、体内の調整機能が働かず発症する障害で3つに分類されます。T度は熱失神や立ちくらみなど脳への血流が不十分になる。筋肉のこむら返りや筋肉痛、大量の発汗など。U度は頭痛・不快感・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感。V度は体に触ると熱い。まっすぐ走れない・歩けない、意識障害などの症状をいいます。
熱中症の予防は@咽喉が渇いたと感じた時はすでに水分不足。こまめに水分を補給するA通気性の良い服を着る。外出時に帽子も忘れないB睡眠不足や疲れ気味の時は暑いさなかの外出を避け体調管理に注意する-などです。
消防庁によると昨年の熱中症による死者は全国で59人に上っています。熱中症は気温が29度を超えて高くなるほど湿度が低くても「危険」が増すため屋内でも室温や湿度を見ながら対応する必要があります。
トップページへ戻る