広報誌 南東北

第246号

新百合ヶ丘総合病院がオープン

南東北グループ8番目の病院


テープカットする15人の関係者たち
南東北グループで8番目の「新百合ヶ丘総合病院」が8月1日(水)川崎市麻生区にオープンしました。開院に先立ち7月29日(日)正午から同病院で開院記念式典が開かれ、800人の関係者が門出を祝いました。開院初日にはさっそく患者さんが多数訪れ、まずまずの滑り出し。同グループの新たな歴史の一歩を踏み出しました。
記念式典に先立ち1階正面玄関前で渡邉一夫医療法人社団三成会理事長や阿部孝夫川崎市長(福島市出身)、岩崎善幸同市議会副議長、水間哲郎麻生区医師会長、笹沼仁一院長ら15人がテープにハサミを入れてオープン。続いて記念式典が3階STRホールと1階フロアで行われ、渡邉理事長が「2年4カ月の短期間で完成、有能なスタッフも確保できた。1日も早く地元の期待に応えられるよう全力を尽くす」とあいさつしました。

オープンした新百合ヶ丘総合病院
阿部川崎市長が「北部地区の課題だった医療体制が整った。予想を上回る素晴らしい施設だ。医療と文化のまちづくりの拠点としたい」と祝福。増子輝彦参議院議員(本県選挙区)や高倉公朋東京女子医大先端科学研究所顧問、塚本桓世東京理科大理事長らがお祝いの言葉を述べました。
工事請負の安藤建設に感謝状が贈られた後、寺澤辰麿横浜銀行頭取の音頭で乾杯し病院の完成と首都圏での高度専門医療と地域貢献を目指す同病院の前途を祝福しました。
また心臓のバチスタ手術で知られるブラジルのランダス・バチスタ医師、神の手≠ナ有名な福島孝徳デューク大脳神経外科教授も駆け付け祝福と激励の言葉を贈りました。会場では昭和音大卒業生のサックス四重奏や太鼓集団「梵天」が見事な演奏を披露。その中で出席者たちは杯を交わしながら同病院の開院と発展を祈念していました。

記念式典の席上で紹介される医師陣
同病院は、川崎市の公募に南東北グループの三成会(須賀川市)が応募。平成22年9月から220億円を投じ小田急線「新百合ヶ丘駅」近く(敷地5万2800u)に地上6階・地下2階建て(延べ床面積3万2250u)病院を建設中でした。病床数377床。
診療科目は小児科や産婦人科、救急科、脳神経外科など30科。がんの発見や診断に有効なPET(ポジトロン断層撮影装置)を川崎市で初めて2台導入したほかMRIや手術ロボット「ダヴィンチ」、サイバーナイフなどの先端機器を整備。手術室10室、集中治療室10床、さらに災害対応のヘリポートも完備しドックから入院治療までを担う高機能病院の態勢です。職員は医師41人を含む看護師など300人でスタート。近く530人体制にする予定です。

800人集い開院記念式典

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