広報誌 南東北

第247号

トクホ

最近テレビCMで「トクホ」という言葉を耳にしますが、よくよく聞くと特定保健用食品の略称「特保」、通称「トクホ」です。トクホは消費者庁長官の許可を受けて保健の効果を表示できる食品。他の食品と違うのは、体の生理学的機能などに影響を与える成分を含み血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、お腹の調子を整えるのに役立つなど特定の保健の効果が科学的に証明されている(国に科学的根拠を示して有効性や安全性の審査を受けている)ということです。
国が食品に健康表示を許可する世界で初の制度で平成3年9月1日からスタートしました。特定保健用食品として表示許可・承認された食品は、2012年5月8日現在で1000件に上っています。 トクホの食品を選ぶ時、自分にはどの保健の効果が必要なのか、自分の食生活などを考えてから選び、使用する際には1日の目安量や摂取の方法などを良く確認し守るべきです。多量に摂取しても予防の効果が高くなったり、疾病が治るわけではありません。
一方、摂取過剰により害があることもあります。トクホの効果は表示されている内容です。特定保健用食品は健康が気になる方を対象にしている食品です。医薬品とは違いますので病気の治療のために使用するものでないことを自覚すべきです。医師による治療を受けている方でトクホを使ってみたい場合にはまず主治医にご相談下さい。
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