広報誌 南東北

第248号

サツマイモ

コレステロール下げ血糖値をコントロール

サツマイモに豊富に含まれるセルロース・ペクチン等の食物繊維は、便秘を解消させる作用だけでなく、血液中のコレステロールを低下させる作用や血糖値をコントロールする働きもあります。
また、サツマイモには生体膜を守り、ガン細胞の増殖を抑制すると言われるβ‐カロテン、糖質の代謝を助けるビタミンB1、「若返りのビタミン」と呼ばれ、老化現象のもとになると言われる過酸化脂質が体内にできるのを抑制する働きがあるビタミンEもバランス良く含まれています。
さらに、サツマイモにはリンゴの約7倍のビタミンC(リンゴ:4mg/100g)サツマイモ:29mg/100g)が含まれており、細胞の結合を強化するコラーゲン生成を助ける機能や免疫を強化し風邪を予防する働きがあります。サツマイモのビタミンCは熱による損失が少ない特徴がありますので効率的に補給できます。
また、体内の余分な塩分を排出し、高血圧の改善やむくみの解消に効果があるカリウムも豊富です。サツマイモは様々な栄養素を含んだ高機能・低カロリーで美容にも効果的な食材です。
秋は、サツマイモが美味しい季節です。ふんわりとした自然の甘味がおいしいサツマイモを、炊き込みご飯や天ぷら、サラダ、大学芋、スイートポテト。お好みの調理法で楽しんで下さい。
(参考:食べ物栄養辞典 食の医学館 栄養管理科 宗形綾子)
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