広報誌 南東北

第248号

トレーニングの種類と目的

目的に合った筋トレを

◎動作磨きか、体力作りか◎
今回はトレーニングの種類と目的についてお話します。一般的に筋力トレーニングには、ダンベルやバーベルを用いるフリーウェイト系のトレーニングや機材を用いるマシントレーニングがあります。また自分の体重を利用したグラビィティーエクササイズもトレーニング方法の1つです。
その中でトレーニングを目的から選択する場合のキーワードが「キネティックチェーン(以下KC)」です。KCはその筋力発揮において地面の反力を利用するか否かによって区別され、前者をクローズキネティックチェーン(CKC)後者をオープンキネティックチェーン(OKC)と呼びます。スポーツやリハビリのように「動作を磨く」場合はCKCが有効ですが、美容や痩身などが目的の場合は単位時間当たりの消費カロリーが問題となりますので、トレーニングの種類よりも頻度や時間的な長さのほうが重要です。CKCで地面の反力を利用するということは、その動作に関係する筋肉の協調性を高めることに他なりません。
いろんな筋肉が高い協調性の中で動くことによって、人間の体は効率的に動くことが可能となります。CKCは「動作づくり」、OKCは「体づくり」と考えてもいいです。興味のある方はお尋ねください。
(エルフィットチーフトレーナー 仲田貴之 郡山市八山田3-8-3 Tel:024-991-1045)
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