広報誌 南東北

第249号

トレーニングの種類と目的

太りやすさはGIよりGL

◎極端なダイエット避けバランスを◎
低GI(グリセミックインデックス)ダイエットが流行しています。
食物を摂ると血糖値があがりますが、この血糖値の上昇度合いを示す指数をGIといいます。この数値が高いほどインスリン分泌を招いて太りやすく、低いものほど太りにくいとされています。
一般的にご飯やパンの場合、精製度の高い精白米や食パンで数値が高く、精製度が低い玄米や全粒粉パンは低値です。「GI値の高い食物の摂取量を控えてダイエットしましょう」というのが低GIダイエットですが、実はGI値だけを気にしても意味がありません。どんなにGI値が低くても摂る量を考慮する必要があります。
そこで考えられたのがGL(グリセミックロード)。食品に含まれる糖質の重量にGIをかけて100で割ったものです。たとえば人参のGI値は70。高GIに分類されますが、一食30g(糖質含有量2g)当たりのGLは1・4程度です。対して玄米のGIは50と低値ですが、一食120g(糖質含有量40g)当たりのGLは20。実に人参の15倍になります。
このように太りやすさを決めるのはGIよりもGLの値なのです。主な食物の糖質含有量はネットで簡単に調べられますので、ぜひ利用してください。また健康のため食事のバランスを考えて、極端なダイエットは避けましょう。
(エルフィットチーフトレーナー 仲田貴之 郡山市八山田3-8-3 Tel:024-991-1045)
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