広報誌 南東北

第253号

アサリ

タウリン豊富で動脈硬化防ぐ

アサリは『漁る』から名が付いたように、春の潮干狩りの主役的存在です。
栄養成分
栄養の特徴はタウリンを豊富に含むこと。アミノ酸の一種で血液中の余分なコレステロールを排除するため血液の粘度を下げ、動脈硬化を防ぎます。また肝臓の解毒作用を助け、肝機能の正常な働きを助けます。さらに貝類の中でビタミンB12が最も多い。このB12は葉酸と協力し合って赤血球を作り、悪性貧血を防ぎ神経系を正常に働かせる作用があります。また血液のヘモグロビンの成分になる鉄も豊富。これにより血圧が高い、中性脂肪が気になる、血糖値が高い、肝機能が衰えている、貧血気味、妊婦、授乳婦の方にお勧めな食材です。
調理・見分け方
貝をおいしく味わうには生きていることが必須。とりたては砂を吸い込んだままなので砂抜き≠必ず行うようにしましょう。よく水洗いした後約3%の食塩水に数時間付け、常温で静かな暗いところへ置きます。真水は貝が弱りますから避けて下さい。
殻付のアサリなら模様が鮮明でぬめりのあるもの。殻をかたく閉じ、塩水につけると水管をよく伸ばして水を噴出するものが新鮮。むき身なら弾力とつやのあるものを選びましょう。
(参考:食の医学館 栄養管理科 濱尾理沙)

妊婦や肝機能衰えた人にお勧め

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