広報誌 南東北

第253号

いかり肩・なで肩、タイプ別肩こり検証

そのストレッチ、逆効果かも…まず自分の肩タイプを知ろう

今月はいかり肩・なで肩、タイプ別の肩こり軽減法についてお話します。
まずご自分の肩のタイプを知りましょう。鏡を見て鎖骨が9時15分より下がっていればなで肩傾向、10時10分よりも上がっていればいかり肩傾向です。肩こりに関係する筋肉は主に「僧帽筋」と「肩甲挙筋」ですが、なで肩タイプの人は僧帽筋上部が腕の重さにより引き伸ばされ、深層の肩甲挙筋が縮んでこりを発症します。従ってストレッチやマッサージにより僧帽筋上部をほぐしすぎると肩が下がってさらに肩甲挙筋の負担が増加しこりを助長します。
これに対しいかり肩の人は常に肩を引き上げているため僧帽筋上部が縮みこりにつながっています。そのため僧帽筋下部を緩めすぎるとさらに肩は上部に引き上げられこりが悪化します。なで肩タイプにお勧めなのが、肘を90度に曲げた状態で開き、肘を肩の上まで上げて5秒キープを10回3セット、いかり肩の人は頭を横に倒して耳を肩に近づけ、さらに顎を軽く上げるストレッチが効果的です。
また両タイプに共通して効果があるのが鼻を片側の肩に近づけるようにして行う肩甲挙筋周りのストレッチです。運動を並行して実施するとさらに効果を実感できます。
(エルフィットチーフトレーナー 仲田貴之 郡山市八山田3-8-3 Tel:024-991-1045)
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