広報誌 南東北

第255号

肝臓機能障害も身体障害者手帳が受けられます

内部障害に追加 助成制度などに恩典

身体障害者手帳の交付対象は視覚、聴覚、音声・言語・そしゃく機能、内部障害、肢体不自由などでしたが平成22年4月から内部障害(心臓・腎臓・呼吸器・膀胱・直腸・小腸・免疫の障害)に肝臓機能障害が追加されました。
対象者は国の基準によって認定されますが@重症化した障害が一定期間継続し日常生活に著しい制限を受けている方A肝臓移植を受け抗免疫療法を実施している方―です。
認定基準は主として肝臓機能の重症度分類であるチャイルド・ビュー分類によって判定されます。3カ月以上グレードCに該当する方が概ね交付対象になります。ただし診断前6カ月間にアルコールを摂取している方は対象になりません。
手帳の交付を受けるには市町村障害福祉担当窓口へ申請(申請書、指定医が作成した診断書・意見書、縦4p・横3pの顔写真、印鑑が必要)してください。肝臓機能の検査が必要なので主治医に相談することをお勧めします。

  手帳の交付を受けた後は医療費の助成、所得税や住民税の控除、鉄道運賃・航空運賃・有料道路の割引などの助成制度が利用できます。助成は等級により異なるので要注意。手帳の申請方法など不明な点については主治医か当院の医療相談課(TEL:024―934―5564)にお問い合わせください。
トップページへ戻る