東京本部　中村 耕三 ・ PETゼネラルマネージャーに聞く 　 PETを利用したがん検査への理解も広がってきています。けれども、検査を受けられる医療施設はまだまだ少なく、PET-CTともなると、残念ながら希少というのが現状のようです。全国から受診にお出でいただく方が増えるなか、南東北グループでは、遠方の皆様にもご利用しやすいように、さまざまな取り組みを進めています。 　東京本部 　福島支部 南東北グループでは、PET検査を中核として精度の高いがん検査実績を誇っており、治療に関しても世界でナンバー3のがんセンターを目指しています。がんは「不治の病」ではなくなりつつあります。とは言っても、やはり不安な思いを持たれる方が多いのではないでしょうか。私たちは、皆様のサポート役として、心を込めてご案内させて頂いております。ちょっとしたことでも、疑問や心配事がございましたらお気軽にお声をおかけ下さい。 　 　 　一般財団法人脳神経疾患研究所では、もともと脳ドックや人間ドックを中心に遠方からも受診しやすい環境づくりに取り組んでまいりましたが、PET健診の導入にあたっては、東京をはじめとする各拠点ごとにPET事業部を設け、ご利用頂く皆様が円滑に受診できるよう、心を込めてサポートをいたしております。 　東京からPET健診を受けていただく場合には郡山市の南東北医療クリニックをご利用頂くことになります。南東北グループでは、「がん、心疾患、脳卒中」のいわゆる「3大成人病の克服」に力を入れておりますが、特にがん撲滅の医療については世界的な注目を集めております。PETやMRIによる早期診断、IMRTなどの放射線治療、外科的治療や化学療法の確立、そして究極ともいえる陽子線治療の導入（平成21年完成予定、民間初）と、国内だけでなく、世界的ながん治療センターとしての役割が期待されているのです。 　早期発見によってがんは不治の病ではなくなります。その主力装置PET-CTは、腫瘍の位置とがん細胞の働きを同時に撮影できる検査機器で、総合南東北病院が全国に先駆けて導入しました。 　PETがん健診は、このPET-CTやMRI、エコー、胃仮想内視鏡などの画像診断と、血液検査（腫瘍マーカー、血液全般）等を組み合わせて行います。全身をチェックするわけですから、がん以外の疾患を発見するケースもあります。所要時間はおよそ4時間30分で、検査が終了すると、担当医から仮診断が行われます。がんの心配がないと分かる安心感は、本人だけでなく、家族の方にとってもかけがえのないものですし、また、もしもがんが見つかったときも、万全の治療体制を整えておりますので、ご安心下さい。 　 　こうしたPET健診を目的とした健康志向のツアープランもご紹介したいと思います。これは旅行代理店が企画するもので、PET健診後はゆったりと岳温泉で宿泊とお食事をお楽しみ頂けます。 　岳温泉は智恵子抄で有名な安達太良山の麓に広がる名湯で、クリニックから専用車で30分ほどで到着します。宿泊先は岳温泉を代表する老舗ホテル「陽日の郷（ゆいのさと）あづま館」。湯量は豊富で、胃腸病・神経病に効能があり、静かな大自然につつまれた山の湯の温泉として親しまれています。 　もちろん、ツアー参加以外での受診も可能です。東京など遠方からいらっしゃる方のために、クリニックでは完成したばかりの宿泊用個室に無料で前泊して頂けます。クリニック内にも天然温泉があり、清潔な個室でゆっくりと入浴できるため、大変好評を頂いております。また、宮城県にある岩沼のセンターをご利用頂くことも可能です。ご旅行を兼ねてお気軽にお出かけ頂ければ幸いです。 　 冬の安達太良山と岳温泉 源泉温度は65℃で、鉄山の源泉から山肌を約8�q引き湯しているため、適度に湯揉みされたお湯は肌に優しい。ツアーについての詳しい内容は各PET事業部まで。 　 　 　 トップページへ