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PET健診における主な検査項目とその意味
 
 PET、CT、MRIによる画像診断のほか、検査項目は以下のように多岐にわたっています。
 これだけのチェックをしているからこそ、「がんの心配はありません」という診断結果は、大きな安心につながることがわかります。

検査項目 説明 検査項目 説明
◆肝機能検査 ◆炎症反応検査
GOT 肝機能の基本となる数値で、肝細胞の障害で上昇します。 CRP 炎症や、色々な疾患で上昇します。
GPT ◆電解質検査
ガンマ-GTP 肝臓や胆道系疾患で上昇、飲酒でも上昇します。 ナトリウム 体液のバランスの指標です。
カリウム
ALP 肝臓や胆道系疾患で上昇します。 クロール
LDH 心筋梗塞・悪性疾患や色々な病気で上昇します。 ◆腫瘍マーカー検査
CHE 肝障害で低下、栄養状態の悪化でも低下します。 PSA(男性) 前立腺癌で上昇することがあります。
総ビリルビン 黄疸で上昇します。 CEA 消化器癌、肺癌等、色々な疾患で上昇します。喫煙でも上昇します。
総蛋白 栄養状態の悪化や、色々な病気で低下します。 シフラ 肺癌等で上昇することがあります。
アルブミン ◆尿検査
A/G比 尿蛋白 腎疾患の他、健常人でも陽性のことがあります。
◆肝炎ウイルス・感染症検査 尿糖 糖尿病・腎性糖尿で陽性となります。
HBs抗原定性 B型肝炎ウイルスの存在を示します。 尿潜血 腎疾患、尿路疾患で陽性となります。
HCV C型肝炎ウイルスの感染の有無を示します。 ウロビリノーゲン 肝障害で上昇します。
TPHA法 梅毒の感染の有無を示します。 PH 尿の酸性度を表します。
ガラス板法 比重 糖尿、尿蛋白で上昇、尿崩症で低下します。
◆糖代謝検査
血糖空腹 糖尿病で高値となります。 尿ビリルビン 黄疸で上昇します。
HbA1c ◆甲状腺機能検査
◆脂質・尿酸検査 T3 甲状腺に異常があると上昇・低下することがあります。
尿酸 痛風や腎疾患で上昇します。 T4
総コレステロール 増加は動脈硬化、心疾患の危険因子です。 TSH
中性脂肪 サイロイドテスト 慢性甲状腺炎等の自己免疫疾患や甲状腺腫瘍で上昇することがあります。
LDL-Cho
HDLコレステロール 低下は動脈硬化、心疾患の危険因子です。
◆腎・膵機能検査 ◆BMI
血清アミラーゼ 唾液腺、膵臓疾患で上昇、低下します。 BMI これは、ボディマスインデックスといい、計算式に身長・体重を当てはめるだけで誰でも簡単に計算できます。BMI指数22は病気になる率が最も低く、理想的な指数とされています。BMI指数が25以上あると、肥満とされています。
(日本肥満学会による肥満判定基準)
クレアチニン 腎臓の機能の基本となる数値で、色々な腎疾患で上昇します。
尿素窒素
◆血液一般検査
ヘマトクリット
血色素量
赤血球数
MCV
MCH
MCHC
血清鉄
貧血で低下します。食事の問題、痔に伴う出血、生理等による鉄欠乏性貧血ですが、血小板、白血球も異常の時は、精密検査が必要です。
血小板数 高度の減少で出血、増加で血栓を作りやすくなります。
白血球数 感染、煙草、肥満等で上昇することがあります。
※一般財団法人脳神経疾患研究所 「PETがんドック」Aコースより
 
  
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