PET健診最前線レポートC
PETがんドックの役割 セルフケアの意識で積極的にがん予防を
健康状態をチェックして、生活習慣を見直しましょう。
 日本人の死因第1位はがん。2人に1人が一生の間にがんを経験すると言われています。自分の周辺を見回してみても、がんにかかっている家族や親戚が誰にもいらっしゃるのではないでしょうか。がんはそれほど身近な病です。がん罹患率と死亡率の低減に向けて、学会や国会などでも議論されていますが、やはり何よりも大切なのはセルフケアの意識です。がんや生活習慣病を予防するためにも、上手に健診やドックを利用しましょう。
見直したい生活習慣 がん予防12力条から
 日本人の3大死因はがん、心臓病、脳卒中ですが、そのなかでも死因第1位のがん。毎年64万人ががんになり、その半数が亡くなっています。けれどもその一方で、がんを克服した人も多くいます。早期発見、早期治療でがんは治る時代だと言えるでしょう。
 心臓病や脳卒中は生活習慣病とも言われますが、実はがんも生活習慣と深く結びついていると考えられています。喫煙は言うまでもありませんが、塩分の多い食事は胃がんになりやすく、脂肪の多い食事は大腸がんを引き起こしやすいようです。日本人の食生活が高脂肪、高カロリーの欧米型に変化してきたことと対応して、胃がんは減り、乳がん、前立腺がん、大腸がん、子宮体がんなどの欧米で多いがんが増えてきました。
 生活習慣を見直すことで、ある程度がんを防ぐことも不可能ではありません。国立がんセンターが提唱する「がん予防12カ条」を参考に、自分の生活を見直してみることが大切です。
 この12カ条に沿って生活をすれば、禁煙で30%、食生活の工夫で30%のがんが防げるだろうという意見もあるようです。さらに定期的にドックを利用して早期がんに目を光らせておけば、がんで死亡するおそれはかなりの確率でなくなるでしょう。
 PETがんドックは、がんの早期発見だけでなく、生活習慣病のチェックにも有益です。がんの有無はもちろん、自分の体を総チェックして、日々の健康管理に役立てたいものです。
 このように、自分の体は自分で守る、というセルフケアの意識はとても大切です。心筋梗塞も年間15万人、脳卒中も13万人が亡くなっています。これらの病気はある日突然亡くなることが多いので、常日頃の生活習慣には特に気を付けなければなりません。そして、やはり定期的な検診を受けておくことが大切です。そのためにも、50歳を超えたら各種のドックを、年1回は受けておきたいものです。
がん予防12カ条
@バランスのとれた栄養をとる
A毎日、変化のある食生活を
B食べすぎを避け、脂肪はひかえめに
Cお酒はほどほどに
Dたばこは吸わないように
E食べものから適量のビタミンと繊維質のものを多くとる
F塩からいものは少なめに、あまり熱いものはさましてから
G焦げた部分はさける
Hかびの生えたものに注意
I日光にあたりすぎない
J適度にスポーツをする
K体を清潔に
PET健診について
 働き盛りの時期は、特に健康管理がおろそかになりがちです。なるべくなら毎年、定期的にドックを受けることで、自分の体の状態を把握し、意識的に生活を見直す機会をつくりましょう。
 忙しい毎日、やはり短時間で受けられるドックが人気を集めています。1回の検査で全身をスキャンし、安全で、体に優しいのがPET(Positron Emission Tomography)検査です。これにほかの検査も組み合わせたPETがんドックは、がんの発見率が最も高い最良のドックと言えます。最も充実したコースでも、1日ですべての検査が終了します。女性特有のがんをチェックするうえでも、不快感や抵抗感なく受けられるのは、とてもありがたいところです。
 症状が悪化して重篤になると医療費もかさみます。喫煙、食生活、飲食、運動、休養の取り方など、がんになりにくい生活を心がけるとともに、がんを早期に発見し、早期に治療することが結局は医療費を安く抑えるコツとも言えるでしょう。
忙しい毎日に、旅行気分でちょっとひと息、健康チェックを!
東京駅から新幹線で80分。福島県郡山市の総合南東北病院は南東北病院グループの中心で、PETがんドックほか、各種ドックや検診を受診可能です。
PET受診者専用個室
(総合南東北病院・郡山市)
PETがん検診、脳ドック、心臓ドックその他の検診は、宮城県岩沼市の総合南東北病院でも受けることができます。
心臓ドックと脳ドックは東京クリニックでも受診可能。
東京クリニックで申し込みができるPETがんドック(Aコース)の申し込み者には特典があります。健診受診者用19室は個室で、部屋にはかけ流しの天然温泉があり、食事付きで1泊(前泊)できます。福島県外からお見えになる方には交通費も補助が出ます。
がんドック等各種検診につきましては、事前に予約が必要です。下記「PET事業部」までお問合せ下さい。
南東北グループPET事業部
一般財団法人 脳神経疾患研究所 PET事業本部
〒963-8563 福島県郡山市八山田七丁目161
(TEL) 0120-373-107
(FAX) 024-934-5409(担当:松山)

東京本部
〒102-0073 東京都千代田区九段北四丁目3-26
政文堂ビル4F
(TEL) 03-5211-7691
(FAX) 03-5211-7691(担当:中村)
福島支部(県北)
〒960-2156 福島県福島市荒井字壇ノ腰11番地
(TEL) 024-593-5896
(FAX) 024-593-1115(担当:杉本)

八戸支部 (医)謙昌会美保野病院内
〒031-0833 青森県八戸市大字大久保字大山31-2
(TEL) 0178-25-0111
(FAX) 0178-25-0115(担当:工藤)
特定医療法人 南東北岩沼PET高度診断治療センター
〒989-2483 宮城県岩沼市里の杜一丁目2-5
(TEL) 0120-373-468
(FAX) 0223-23-3150(担当:今井)
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